容姿・経歴・その他メモ

3年前に覚醒し、ラビッシュに落ちてきてから1年ちょっとになる元女子大生のUGNイリーガルだった少女。

平穏な家庭で生まれ、特に波もなく谷もない学生生活を送り、大学に行くにあたって独り暮らしを始める・・・そんな何の特異性もない少女だった。
そんな彼女の一つ目の転機は自宅のマンションのトラブルでお風呂がつかえなくなったためこの時代珍しい銭湯に行く最中急いで走っている人物にぶつかって似たカバンを散乱させてしまったこと。
急いでいた人物は特に確認も謝罪もせず、カバンの片方を持って行ってしまい、あららと言いながら銭湯につきバックの中を開けてみると、そこには見慣れないナイフ。
どうやらとるバックを相手が間違えたようだなと軽くとらえつつ好奇心のままナイフを握ったところ、高濃度のレネゲイドに感染していたEXレネゲイドだったため、それに感染させられる形で瞬時に覚醒、覚醒時の能力の衝動を黙らせると見知らぬ連中(ナイフを狙っていたFHの連中)に襲われナイフを使って迎撃、UGNが到着するころには初戦闘にもかかわらずほぼ無傷で返り討ちにしていた。
そうしてUGNに保護されイリーガルとして二足の草鞋を履くようになった。
二度目の転機は支部のある町で起きた、ジャームの大量発生。
過激派の上層部はチルドレンやエージェントをジャーム化させる前提で無茶な防衛をさせ、支部の面々とジャームどもを皆殺しにした後優良株のジャームを捕獲して手駒にする計画だったが楓がボロボロになり一人になりながらもジャーム化したチルドレンやエージェントも含めて倒してしまう。
計画を台無しにされた上層部はジャーム化したチルドレンたちの殺害を楓の早とちりによる殺害で支部の全滅を加速させたとして自分たちの計画をうやむやにしつつ責任を押し付けるスケープゴートとして楓に全責任を負わせ、ラビッシュ送りにされた。(スケアクロウなどの手駒もしくはそれらの部下(人形)にする意見もあったのだが、なぜか本能的にそれを恐れた一部の上層部の意見によって否決。)
口封じがいつでもでき、すぐに死ぬだろうという思惑のもと、ラビッシュに行くことになる。
しかしそんな上の思惑を知ることもなく彼女はラビッシュ内でも変わらず元気に生き残っている。

〇性格
基本的に誰に対しても気安く人懐っこい。こんな部隊にいてもそれは変わらずムードメーカーを自称するほど。
陽気で飄々としていて気ままでむすっとした顔をしている人にも表情筋が動かない子にも等しく人好きのする笑顔で接し揶揄ったりもする。
けれど、ただの気のいい女と思った瞬間に、底冷えのするような落差を感じることがある。

彼女は生まれながら、ラビッシュに落ちる前はおろか覚醒する前から異常な一面がある女だった。
この世のすべてを"等しく"可愛いものとして見ていた。
愛らしいもの、健気なもの、安らかなものも、賢いものも、美しいものも、憎いものも、下らないもの、災厄を運ぶものも、愚かなものも、醜いものも、区別などなく、等しくだ。
全てが平等であるからこそ、特別なものなどなく、決定的に悪意が、敵意が足りない。
それがないというのに、いつか、敵に向けた切っ先が自分たちに向けられる可能性があるという恐ろしさ。それだけならまれにいるだろうが、『何の特別な経緯も事情もないただの優しいだけの女と思っていたものに、それが透けて見えたこと』が、その落差が恐ろしいのだ。それを自覚した存在は彼女を恐れる。何が恐ろしいのかわからない、わからないものが恐ろしい。そんな存在が彼女なのだ。

履歴

〇CP中の変化
UGNを抜けたあたりからちーちゃんとの対話が夢に出てきたのをきっかけにその狂気にも変化が見られ始める。
オーバーカウンターのレネゲイドウイルスをもろに浴びて体に変質が出てからはそれが顕著に出始めており、以前までの狂気もほぼ消えている。
禊が攫われ、精神性がほぼ一般人になり、みこやルーナにしごかれて耐性をつけるうちに黒幕への恐怖や自身の狂気からの問いを通じて彼女の精神は大きく変わっていった。
理解できないかもしれない、分かり合えないかもしれない。それでも理解するのをやめない。そう結論付けた彼女は自分のことを同類だったと呼んだメアリー・スーや禊と対話するために行動を始める。

セッション履歴