容姿・経歴・その他メモ

繁華街から路地裏、どんな場所にも姿を見せる神出鬼没の少女。
声をかけるとうざそうに一瞥していつの間にか姿を消すため、彼女の素性を知る者は少ない。
主にライブハウスやコンサート会場、カラオケなど、常に音楽が流れている場所にいる事が多いようだが......。

・『原典(オリジナル)について』

その正体は人間ではない。
古より一部の伝承に伝わる黒き禁忌の竜。真名を”ラ・ロ”。
正確には本体ではなく、能力により具現化した端末のようなもの。

あらゆる災禍の元凶だとされ、太古の時代からこれまで幾度も人間から攻撃を受け、その度に返り討ちとして国を滅ぼしてきた。
だが、時代が進み文明が発達すると共に世界の神秘が薄れ、人類が竜の存在を忘れると彼もまたその力を失い、数百年の間休眠状態に入っていた。
しかし、レネゲイド拡散によって人類が超常の力を手に入れると同時に、彼もまた目を覚ました。
眠っていた数百年の間に世界は様変わりし、また人類も強大な力を手にしていたため、自身の能力の一部を切り取り人の姿をした端末を作成。”人間”を知るために人間社会に紛れ込む事にした。

・『常盤 真』について

”原典(オリジナル)”は、目的に合わせいくつかのランクに分け端末を生成した。
そのうち『常盤真』となった個体は最も力の弱い、いわば”使い捨て”の個体。
そのため、有する力の強さはオリジナルに遠く及ばず、それ故にオリジナルの意志も薄い。

回帰意識も薄く、人間の生活を”取るに足らない矮小なもの”と考え無為に過ごしていた時、とあるコンサートホールにて”音楽”に出会う。
数多の楽器が重なり奏でるメロディ。複数の人間がまるで1つの生き物のように織り成すシンフォニー。
ただの空気の振動でしかないが、それは彼女の心を大きく揺るがした。
”音楽”という物に一目惚れしてしまったのだ。
それ以降、暇さえあればコンサートホールやライブハウス、カラオケなど、音楽に触れる事が出来る場所に入り浸っている。

今は桐咲桔梗の家に住み憑いている。
”常盤真”という名前は桔梗が付けたもの。

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