設定

･経歴
　FHチルドレンの一人として実験されてオーヴァードに覚醒した少女。しかし目的とは違う能力に目覚めたのもあり失敗作のレッテルを押され、使い潰しのコマの一人として運用された。

　自分を失敗作とみなしたことに怒り、力を示す事に執着した彼女は生き残るために力を付け、戦い続けた。そうして番号呼びからコードネームで呼ばれるようにまでなった頃、現在から3年ほど前のことである。

　当時、支部から離れたところに居た『ヒロイン』と接触し、交流をすることとなる。そこで自分のことを認めてくれた彼女に惚れこみ、同時にFHを見限り離脱してUGNイリーガルとなった。世間を知るためにあちこちを渡り歩きながら、自分の存在証明でもある強さを磨き続けていた頃、『ヒロイン』が死亡したことを知る。

　殺した相手、そして彼女を助けなかった人間たちに怒りを覚えつつ、『ヒロイン』が与えてくれた人間性を捨てきれずにUGNとして『ヒロイン』の面影を辿りながら、あちこちを巡っていた。その最後の場所が弐渡市である。


･オーヴァードとしての能力
　基本的な射撃戦闘を得意としており、ノイマンの力による情報分析、その結果を元に相手の戦闘リズムを崩す戦い方を得意としている。
　武器はモルフェウスの能力で作り出す弐丁の拳銃であり、それを元にしたガンカタなども学んでいるが、彼女の本来の持ち味は速攻での遠距離連打で相手の調子を狂わせることにあるため、ほぼ使用されない。
　
　人間の分析も戦闘時の癖であり、相手の動きなどからその人物が戦いに精通しているかどうかなどを見抜いたり、戦闘スタイルを割り出したりすることができる。


･彼女という個人
　一言で言ってしまえば『負けず嫌い』である。勝負に負ければ鍛えてすぐにリベンジを仕掛けて来る。
　それは戦闘力にもつながっており、『自分の強さを証明する』ことに固執している。『ヒロイン』が『宵月蓮花』という個人を認めてくれていたがために元々は研究者共を見返すぐらいの意識であったが、『ヒロイン』が死亡したことで個人を認めてくれる存在を失ったことで『強さの証明』が彼女の縋る先となった。（そのため、個人を見てくれる人がいればなびく）

　昔からの癖で相対する人間を分析するのが癖であり、その場で職業などを言い当ててしまう。
　また、『ヒロイン』の『人生は彩りがあった方が絶対いい』という言葉に看過された結果、楽しいことを優先するようになった。逆に言えば彩りがないつまらないこと、人は嫌いである。

　性にあったのが推理小説を読むことであるらしい。曰く『作者との推理勝負、勝てば気持ちいい』とのことだ。その勝負に勝つために分野外の読書もかなり行うため、雑学の幅が広い。
　
　手先が器用なので何でもそれなりにやれるが、家がないため家事はほぼ未経験である。食事は楽しみの一つであるため行く先々でいろんなものを食べ歩いているが、魚の生臭さが苦手なので海鮮系は避ける。その影響か海も嫌いであるが、ふつうの水なら問題はなく、水泳はできる。

基本情報

履歴

宵月…段々と新月（闇）に堕ちていくことから名付けられた
そんな闇の中でも咲き誇る花と言う意味で蓮
連理…複数の運命が連なった存在

コードネーム

咬砕：噛み砕く
土狼：ハイエナ

読みはスィン・クロコッタ、スィンはアラビア語で牙、神話上のハイエナとライオンの中間の存在

セッション履歴