諸事情により瑞樹以外に自由に動かせるN市のチルドレンが欲しくて作成。
根本のUGNへの忠誠は瑞樹とあまり変わらないが、悪戯は一切しない。
精鋭ではあるがまだかなり消極的な戦い方をする。が、こいつは他人を害せる。

察しの良い方なら詳しく書かずとも理解しているだろうが、"素体"の為に待ち望まれた子である。
より純粋な戦力として、両親はエクルを産み、UGNに託した。
だがちゃんと両親はエクルを愛している。
エクルが素質を持たない非オーヴァードとして産まれていたとしても、この両親はエクルを愛しただろう。

温和。誰かに悪戯を仕掛けまくったり、喧嘩っ早かったりなどとんでもない。
争いごとを好まず、衝動も〈恐怖〉と危険度の低いものであるのだが、周囲の戦闘意欲を削ぐ事に突出し始めている。
対面した相手とお互いに動けなくなるだけならば何も問題はないが、動けなくなったその恐怖の対象を『排除』する方面へと思考が向いたならば…。数多の敵意に晒される任務には、細心の注意が必要だろう。

エトランゼの意味には「外国人」「異邦者」の意味が含まれている。
エクルは単身N市に来ている為自らを「異邦者」と称している。
…両親のどちらからもシンドロームが受け継がれなかったことが一因であるのかも知れない。

UGNの管轄下、N市で一人暮らしをしている。
学校生活・日常生活共に良好であると言えるだろう。友人も多く、男女分け隔てなく接する。
中学時代に先輩に恋をしたこともあったが、片思いで終わっている。
最近は廃ビル群の中の喫茶店が気になっているが、一人で行く勇気が出ないらしい。