物心ついた頃から両親はおらず、姉の双葉と二人暮らしだった。優しく、愛情深い姉が大好きでいつも後ろをついて回り、姉が自分を置いて離れることになると、今では考えられない物凄い声量でギャン泣きした。
また幼いころから聴覚と視覚が異常に発達しており、周囲から不気味がられることも多かった。それ故かあまり人間関係の構築が得意でない。しかしそれに対して双葉からは「素晴らしい才能」と肯定され、何度も元気づけられた。
何よりも大切で、誰よりも大好きな、たった一人の家族だった。それは死した今では変わらない。
災害が起きる前日、めちゃくちゃ些細なことで双葉と初めて喧嘩をした。

双葉が死去してからの後は要　鉄心に引き取られる。最愛の家族の死を受け入れられずに幼少の数年は毎日を泣いて過ごすという非常に不安定な精神面を抱えていた。献身的なカウンセリングと鉄心の愛情により徐々に平静を取り戻していく。

UGNチルドレンとして初任務を任された時、追っていたFHエージェントが当時慕っていた人間だということを知り、強いショックを受け暴走。
周囲を巻き込みながら圧倒的な破壊力でそのFHエージェントを退けるも、自身も瀕死の重傷を負わされる。戦いという行為、レネゲイドによる人間性の喪失、傷つき傷付つけることの恐ろしさが刻み込まれた。

以降は鉄心の意向により、前線での活動には参加せず、バックアップ要員として従事する。
最前線から退いたこともあってか、日常に身が入り、念願叶って志望していた国立大に合格。初めて親友と呼べる間柄ができた。