容姿・経歴・その他メモ

「俺は勝つために作られた。つまるところ、数多の人間の願いを叶える為に作られた。その筈だ。なのに何故、落ちていく俺を見る人間共はみな後悔と苦悩を滲ませた顔をしていたのだ。何故だ？これがねがいだったのだろう？その理由が知りたい。人間の心が知りたいのだ」

ゼノスの監視下にあるレネゲイドビーイング。見た目は幼く子供の様な姿をしているが、不遜な話し方をする。
ぶしつけかつ歯に衣着せぬ物言いから、第一印象はあまり良く見られない部分があるが、人の事を理解しようとする意志は非常に強い。

その正体は、過去に広島に投下された原子力爆弾"リトルボーイ"の噂が集まって出来たレネゲイドビーイング。
本人自体は、過去に行われた所業について、「そうするべくして為された行為だ。そのために俺は作られた。人のネガイの結晶が俺だ」と主張しているが、日本で産まれた事が原因なのか、日本サイドから見たリトルボーイの恐ろしさについての認識もある。
そのため、勝つために作られ目論見通りの結果をもたらした筈の自分がなぜそのような悪魔の様な扱いを受けているのかわからない、としておりその理由を常に探している。

また、自分は「人々のネガイの結晶」だという認識は強いが、それを作り出した筈の者達、運用した者達がそろって上記の日本の者達と同じ様な顔をしていた、という記憶ももっており、なおさら自分はなんなのか、なぜ作られたのか、という気持ちが強い。

姿は似ていないが、同型と呼ばれる兄弟レネゲイドビーイングがおり、その者は自分のことを"ファットマン"と呼称している。

戦闘時は両手にしている革手袋を外すことをキーとして自身を影が取り囲み、頭部がリトルボーイそのものの形状となる。
その状態の両手は薄緑の光を帯びており、身体の前で手を合わせることによりリトルボーイの爆発をその地に再現する事が出来る。

それを受けた者は瞬く間に身体の内側から崩壊する程の毒に侵される。

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