容姿・経歴・その他メモ

実験素体、そしてFHチルドレンとして育った白髪白眼の少女。FHセル"ルバート"の(形式上)セルリーダー。
肉体派ではないのであまり筋肉がついておらず華奢でとても軽い。俗に言うモデル体型。
ちょうど物心がついた頃に実験で覚醒し、開発されたばかりのAIDAを搭載することになった。それから数年、小学生のころに咲楽市のセル「ルバート」が創設。セルにはそのタイミングから所属している。なお元々はコインロッカーベイビーであり、そのことは当人も知っているが現状を気に入っていたため気にしていなかった様子。また、コインロッカーから雪歌を保護したのは先代セルリーダーの"ランフォルセ"であり、保護時に添えられていたメモやタグから生年月日と名前がとられ、不明であった苗字を彼が付けることとなった。
物心付く前から共に生きていた"ランフォルセ"を兄や親のように慕っており、そこには確かに家族愛が存在していた。

エンジェルハイロゥ能力は超感覚として発現しており、光を生み出す能力は微かなものしか持たない。その代わりなのか五感が鋭すぎるという難儀な体質を抱えており、AIDAの補正機能を『抑える』方面で適用している。サラマンダー能力は氷がメインだが、炎も(見よう見まねではあるが)使用することができる。
戦闘では冷気を纏った弾丸を撃つことで対象を周囲の空気ごと凍り付かせながら粉砕する攻撃を行う。弾が通過した後は空気が冷えるため局所的に雪が降ることも。炎を使っている状態では冷気の中の弾丸が超高温になり、疑似的な『焦熱の弾丸』となる。この状態では命中時に冷気の中から熱気が爆発的に広がり、《クロスバースト》の作用で破壊力が増す。

戦闘に特化した能力に反し当の本人は淡々としている一方で面倒見のいい、波風の立たない平穏な暮らしを望む大人しい性格。騒がしいものを嫌い、闘争を避け、静かに暮らしたい。例えば、クラスの窓際の席に陣取って静かに本を読み、勉学に励み、悪目立ちしない程度の良成績を残す。そんな生活こそ、彼女の欲望そのものである。
その点においてUGNと敵対していないルバート、ひいては先代セルリーダーの方針は彼女にとって都合が良いものだった。UGNに所属していない理由もその一点に尽き、「自分の平穏を乱すものは排除し、自分の平穏に必要だと感じたものは守る」が基本的な行動原理。つまり彼女が望むのは『自身の平穏』であって『日常の守護』ではない。その為「UGNには向いていない」という自覚がある。
その自覚や様々な出来事から、リーダーが死亡したのちの"ルバート"のセルリーダーに就任した……とはいえ、形式上のものであり、仕事はメンバーで完全に分担して行っている。

なお、騒音が苦手なのは五感が鋭すぎるという前述の体質に基づくもの。覚醒直後からAIDA搭載までの短い期間だけだが鋭すぎる五感に悩まされる日々が続いたのが原因と思われる。

小学校からの幼馴染であるPC①こと霖之助くんについては「騒がしいやつ」とは思っているがそれ以上に何だかんだ言って優しいところが嫌いになれない。ただその優しさに不安も抱いているようで、心配がにじみ出た素直じゃない言葉が『バカ』。ニュアンスとしては褒め言葉の部類にあたる……らしい。いつからかこの感情が恋だと気付いており、卒業式に思い切って(かなり遠回しに)告白した結果両想い(?)であることが判明。嬉しくてたまらないが、まだ素直になりきれていないらしい。

螢の光、窓の雪。書讀む月日、重ねつゝ。何時しか年も、すぎの戸を。開けてぞ今朝は、別れ行く。
（蛍の淡い光や月光の雪明かりを窓から取り入れ、書物を読む日々を重ねていた。いつの間にか年月は過ぎ去っていき、今朝は杉の戸を開け、級友と別れていく。）
止まるも行くも、限りとて。互に思ふ、千萬の。心の端を、一言に。幸くと許り、歌ふなり。
（故郷に残る者も去り行く者も、今日限りなので。互いに思い合う無数の想いを、たった一言「幸あれ（どうかご無事で）」と歌うのだ。）

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