容姿・経歴・その他メモ

一人称：僕
二人称：君

とても人懐こい少年。変なところから出てきて驚かせたり、仲間や友人に小さないたずらを仕掛けるのが好き。
写真を撮っていると映り込みたがる。また、時折自身をモデルにした「さくさく朔太郎」と称する手作りのクッキーを配っている。
そして任務においては積極的に功績を上げようとする。
彼がそうするのはひとえに、「自分のことを誰かに覚えていてほしいから」である。


「僕はね、実の親にも捨てられるような、どうでもいい子なんだよ」
物心が付く頃にはもうUGNチルドレンであった。
彼がUGNに来る以前の記録については一切残されていない。おそらく意図的に消去されたものと思われる。
調査によって「どこかの権力者が使用人に産ませた子供だ」ということまではわかっているが、それ以上のことはわかっていない。
生まれた家では別の名で呼ばれていたであろうが、本来の名前もまた記録に残っていない。

朔太郎にも、きょうだいのように育ったチルドレンたちが何人もいた。
任務での死か、また別の理由か、チルドレンたちはひとり、またひとりといなくなり、いなくなったチルドレンたちのことは、そのうち誰も話題に出さなくなった。
朔太郎はやがて、捨てられることや忘れられてしまうことを恐れるようになり、ひとつの結論を出した。
「もっと活躍したら、みんな覚えていてくれるよね？」


ルーナ・ノヴァ(luna nova)はラテン語で新月。新月のことを朔という。
それもまた、ひとつのはじまり


実は、自作の詩を書き留めたノートが机の奥に隠されている

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