6歳の頃にジャームの引き起こした事件に巻き込まれ両親が死亡、その絶望からオーヴァードとして覚醒。だがその覚醒は普通のものとは大きく変わっていた。
UGNが現着した頃には既にジャームは跡形も無く、代わりに大剣を持った『白い獣』がエージェントに襲いかかったという。
この頃から剣の髪色が黒から白に変わった。

以来、輪廻の獣のサンプルとして捕獲された剣はチルドレンとしての教育を受けつつ、体内に持つ輪廻の獣の研究が行われていった。
だが、オーヴァードとしての特性を持つ(不死性、ワーディングの影響を受けない)一方、エフェクトの発現ができず、『白い獣』の再出現も無く、その研究は一向にして進まなかった。

事態が急変したのはAdレネゲイドによる事件発生の数日前、剣のレネゲイドが暴走、過去の報告にあった大剣を持つ白い獣に変化、あの時のように暴走を引き起こす…かと思いきや剣の意識はそのままであり、また獣化が収まった後、未確認のエフェクトを発現させるようになった。

ミストルティンと名付けられたその新型シンドロームと輪廻の獣、未知と未知が組み合わさった事例として、さらなる研究が予定されている。