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優しくも厳しい支部長
支部が笑いながらも、命としっかり向き合うことを望んでおり
生半可なものを若干嫌う

子供のような一面があり
《小さなモノや形の気に入るモノ。光るモノなどを宝物にする》
溢れた幸せを、目の前にある当たり前をこぼしたくない心がそうさせるらしい

戦闘経験はあるモノの、戦闘向きの力を持っていない為
基本的にはサポートに回る。
一部の消耗、死亡等は割り切ってしまうタイプにはなる。
だからこそ、支部長になれるというのもあるのだろう。

あなたは実験体であり、複製体であり、研究の成果です。
あなたは力を使い、楯になっていただきます。

「･･･はい」

色々な色彩が視界へインプットされてゆく
鼓膜に響く高周波数　存在を証明するための触覚
意識が覚醒していき、自己認識や自身の生体としての正常さを感じさせる。

目に広がるモノたちは、自身の生誕に手拍子を
雲間が、窓に見える。
雲が動かず、青空が広がり
照りつけてくる太陽は、暖かさを感じない。



箱庭では、3人が笑っている。
彼らとの違い

《システムから通知》
《ワーディングが展開されました》

機械音声が事を告げれば、人が来る。
笑っていた三人は止まり
蝶や花、流水ですらも静止を遂げた。

『どうしてワーディングを使った』
そう聞いてくる人がいる

「宝物。白衣からもらった。黒くてキラキラしてる」

手のひらに黒の宝石を乗せた
白衣の人から渡されたものだった。

『･･････姫宮か。面倒くさいことをしてくれたな』
『それは持ってていい。ワーディングは戦闘訓練以外では展開するな』

「はい」

笑い声が継続されはじめた。

「さて、そろそろかな」
部下の前に壁を作る

「そこ、油断しない！」
また一人の為に、妖精が手を伸ばす

広がる戦闘は終わった
残党を狩るだけだが、しっかりと止める


この支部の生存率は高い
その理由は支部長のサポートにある
届かない幅を伸ばし
飛ぶ力を引き離し
手厚いサポートにより部下たちは火力への集中ができるのだ。

《ーーーーー》
何かが光る

もうないものが、終わる
「･･････」
暴走が収まり、月明りがあたりを照らす
何もかもが崩れていた
狂うこともない。死は当たり前だ。
守れないことなど、いつもあった。
でも
でもさ

「縺ｵ縺悶￠繧九↑縲√↑縺懊％繧薙↑繧√↓縺ゅ＞縺､繧峨′縺ゅｏ縺ｪ縺代ｌ縺ｰ縺?￠縺ｪ縺??縺??」

喉が切り開かれてしまうほど、号哭が瓦礫と屍の山に響く
人には……いや、生きている限り　日は昇る

立たなくてはいけない
｜生きていかなければいけない《枯れてはいけない》
消えてしまいたい

妄想は終わりさ
お前は業をもっている。
研究なんてない
最初からお前ひとりで
妄想から出来た、改変だった
さぁ、支部を立ち上げよう。
UGNから支給されたビルが一本
｜そこには自分だけの支部があった《改変されました》