容姿・経歴・その他メモ

「こんにちは、僕は木霊小夜……私は、ええと、アンダーソンの部下をしています。仲良くしてください。」

木霊 小夜という存在は彼の名前ではなく、"彼のオリジナル"の名前である。
クローンの一人である彼は、全体を統率するリーダーである称号として『木霊小夜』と名乗る事が許されている。
ちなみに「許されている」と書いてあるが、これは彼らクローンのセルフ取り決めであり、
誰か別の存在にそうしろと言われたわけではない。なんならこいつなんでか統率されている。怖い。
ブレインがこの木霊小夜なだけである。怖いね。これが月面日本ちゃんですか。


彼自身に戦闘能力は全く無く、なんだったら新薬開発能力もそこまで高くはない。
彼の強みといえば、『木霊小夜』の複製体[クローン]が安定供給され、薬物によりその思考回路の統率に成功している事だけだ。

また彼のオリジナルはすでに死亡しているという説が濃厚である。

なおエムブレムのオーバードーズは彼ら全員に上記統率により義務付けられており、あまりにも普通の事であるため過剰投与になんのためらいもない。
しかし「オーバードーズである」という事象を認識するために用法は熟知している。バカをするために知識を付ける。



一人称が定まらず倫理観が基本的に無い。
世界の発展という物事がほとんどピンと来ておらず、「命令に従っておけばいいようだ」という思考回路の持ち主。
これらは彼という存在が月面で生まれた事と、それ以上の知識欲を持ち合わせなかった事が起因する。
とはいえ一応感情というものは存在するため、咄嗟の拒否や威圧、及び楽しそうな事象に関してはかなり素直。

オリジナルに関してはシンドロームも含めそもそも月面研究員だったかどうかすら不明である。


なお新薬主任と行った『ロシアンルーレット』により再起不能に陥った複製体の数は19体。
これに関しても彼の非人間的性格によるもの、という結論が付けられる。



あんま読まなくていい細かい設定

コードネームは"献身の化身"であるが、その後につけられているε-20241というのはオリジナルから脈々と受け継がれた彼自身が定めている管理番号である。
『木霊小夜』を名乗る事を許されていないその他の「彼」は、α・β・γ・εの記号と番号によって区別されている。

αはクローン最初期のモデルで、オリジナルの記憶を断片的に保有している事がある個体。多くはエフェクトを持てない。
βはオリジナルに近いが、それは外見だけである。多くはα同様モルモットとして運用される。
γ以降は成功例でオリジナルに近く、ハヌマーンである事が多い。他研究員同様なぜか戦えない。
εはこれまでに20体しか成功例が無く、この『木霊小夜』のように木霊小夜を名乗っていたケースが多い優秀な個体である。
番号はただの作られた順番であるため、当木霊小夜は20241番目のクローンである。

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