一人称：アタシ
二人称：アンタ
特徴・語尾：普段は少しけだるげそうな口ぶり
癖：悪い顔して笑う。闘争時は口が回る。
好きな物：仁義を通すこと、テレーズお嬢、肝の座った奴、支部の奴ら
嫌いな物：“翡翠の男”、意気地のない奴
目的：1．救ってくれたテレーズへの恩返し
　　　2．“翡翠の男”への復讐

強きを挫き、弱きを助け、仁義を貫き、縁を重んじ、
路傍に咲く徒花の如く、我が道を行き、決して折れぬことのない一振り。

よく言えば、古き良き任侠の徒、自由なる風来坊。
悪く言えば、時代遅れの古臭いヤクザ、傍若無人な根無し草。
堅気に手を出すことを許さず、恩義に報いるため全力でUGNの任務を行い、
目をかけた奴には姉御肌で、かといって嬉々としてFHとの抗争には出張る。
なんとも移り気、血の気の多い御仁である。

本人もそんな自分の性格を知ってか、見知った人間には
「まぁ、夢幻泡影。愉快痛快な騒擾活劇の一種だと思ってくれや」
と、軽口を叩いているという。

平均以上の運動神経や肉体。そして、生来の頭の回転の速さから近接戦闘やガキ共を抱えての戦場指揮などに秀でている。
特に生きていくため仕方がなかったとはいえ、剣術の腕前はかなりのモノであり、その腕前も見込んでUGNに誘われたほど。
また、元はばくち打ちとして世を渡っていたこともあり、イカサマの腕前とそれを見抜く目つきは鋭い。

なお、義務教育も満足に終えられなかった為、非常に勉学は苦手。
下手したら読み書きや一般常識などもチルドレンの方が上まである。
流石に示しがつかないからか、支部長となってからはＵＧＮ指導の教育プログラムを履修させられている。

「さぁさ、皆様お控えなすって。手前、流れの超越者(オーヴァード)。性は紅。名は牡丹。袖振り合うも他生の縁と、覚えて帰っておくんなまし」
「渡り歩いて早幾星霜。さる御方にこの身を救われ、今はこの市を束ね授かる、しがなき代打ち(ホワイトナイト)でございやす。」
「渇望(自由)を謳う(願う)テメェの信義(思い)。語り合う須臾(とき)すら今は愛おしい。通す仁義(想い)を真剣(やいば)に乗せ、百花繚乱、鮮血の花開く――」
瞬間、牡丹の周辺を深紅の花びらが舞い散る――それら花びらが彼女の生み出した魔眼だと理解するや否や、キミたちの背中を強く押す。
「行くぞッ――カチコミ(祭り)の時間ダァッ！！」


「さぁさ、皆様お立合い。我等、儚き世界の守護者(オーヴァード)。相対するは猛き理想の革命者(リベレーター)」
「倒れ伏した力なき者(チルドレン)。共想幻像(パレイドリア)は誰が為に、春の雷(嚆矢)を轟かす」
「自由(キボウ)と理想(ユメ)。過去(あの日)と未来(明日)。掴み取るのは此方(真実)か彼方(偽り)か――」
カンッ——と大きく木刀を地面につきだす。瞬間、あのミサイル発射場に、満開の花(紅牡丹)が舞い散る――
「さぁさ、張った張った(駆けろ翔けろ)！　命運定める丁半博打(クライマックス)――行くぞ、テメェらッ！　夢幻泡影乱れ舞え(全力全霊で戦え)！！」