容姿・経歴・その他メモ

なお、ライフパスはすべて後述する“V”のもの。

RQ-71P

UGNのジャーム冷凍睡眠施設で運用されている哨戒・偵察用無人人型アセット。
運用が想定されるジャーム冷凍睡眠施設は、UGNにとってアキレス腱とも言えるウィークポイントであった。
UGNはオーヴァードと人間の共生を掲げる施設であり、将来的に治療できる可能性がある以上、ジャームと言えど無下にはできない。
しかし、施設の情報が漏洩したり、最悪脱走でもされるような可能性は否定できない。
そして、そんなことになれば冷凍睡眠中のジャームの処分さえ検討されかねないのである。
そのリスクを極限まで減らすために作られた無人アセットがRQ-71P、通称グレイハウンドである。
アクチュエーターを人工筋肉に置き換え、それにブラックドッグのレネゲイドを感染させることによって、本機は電源と駆動系の重量問題を大幅に低減。
従来の人型多脚戦車よりも軽快で人間的な動作を発揮する。

高感度カメラ

遠方まで詳細な像を得ることが可能なカメラ。
シャッター付き。

光学迷彩

ナノマテリアルによる光の屈折を利用した光学迷彩。

テスラ・ライフル

高密度の電磁パルスで空気を電離し、凝縮した電弧を射出するライフル型の武器。

電磁ワイヤーロッド

前腕に内蔵。対象に巻き付き、電流を流す高張力ワイヤー。

“V”

グレイハウンドのオペレーター。つまり、操作している人間のコードネーム。
声は30代、男性。流暢な日本語を話すことから日本人と思われるが、その正体は定かでない。
理由は先述の通り、ジャーム冷凍睡眠施設のセキュリティレベルによるもの。
そんな彼がこの実験に協力する理由とは……。

「カメラ越しとはいえ、ずっと凍り付いたジャームを見てきた」
「中には、安らかな顔で眠り続ける少年少女だっていたさ」
「ジャームをオーヴァードに戻せる、ね」
「本来なら、お前さんのセルを見つけた時点で通報せにゃならんだろうが――」
「いいさ。賭けてみよう。一縷の望みがあるなら、俺は｜裏切り者《ダブルクロス》になっても良い」

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