簡易設定

・大学に通いながらホワイトハッカーの仕事をしている女子大生。幼少期からゲームが好きで、そこから機械工学の道を志す。ソフト、ハード問わず、思いついたものを作るのが趣味で、その為に常に金欠の生活を強いられていた。気の合う友人であり、ハッカーとしての師匠の仕事の手伝いで何とか食いつないでいたが、師匠亡き現在は独立してハッカー業とバイト、配信業、ディールの収入で生活しているが、異常に増えた出費により常に火の車の状態にいる。
・師匠と共に、万代市の裏に存在する謎の世界”バンダイシティ”の真相を究明する為、高性能演算装置”バーストプロセッサ”を開発。所有者不明のブラックカードを足掛かりに、街に関する情報の解析を行っていた。そんな折に師匠が殺されたことで、バンダイシティに潜む闇を認識する。この事態を想定して作成していた偽造ブラックカードと師匠の遺した資金を頼りに、悲願の達成の為に活動している。
・MMORPG”TTO”のヘビーユーザー。好きなジョブは攻撃特化の赤魔法使い。小遣い稼ぎでTTO実況やソフトウェア・ハードウェア作成をサイトで配信している。人気は上々だが、ガチャ配信やコスト度外視の開発費に収入が溶けている。
・コードネームの由来は、背丈ほどある杖を使って戦うことと彼女の行うディールには本来起きえないような事象が起きがちである為。

偽造ブラックカード

　バンダイシティの真相究明の為、師匠と共に作成した”バーストプロセッサ”を使用して作成された偽造のブラックカード。バンダイシティの成り立ち、ブラックカード所有者たちの持つ特権、クラウンジュエルなどのバンダイシティが生み出した数多の産物の出処など、バンダイシティに関する様々な情報を収集することを目的としていたが、その行為の危険性を鑑みて各勢力への牽制の為に、抽出したデータから特権や才能を再現、それを活用する”自衛用武器”としてこのカードが作成された。バンダイシティのシステムではなく、バーストプロセッサで作成された模造品の為、資産運用の能力はないが、元の所有者が持っていた幾つかの才能やバンダイシティにおける特権を行使することができる。

能力

1.時間停止（ブラックダイアモンド）
　マネーゲーム会場の時間を止め、情報漏洩を防ぐ特権。第三者からは一瞬でマネーゲームが終結したように見える上、ある程度の実力者でなければそもそもマネーゲームが成立しない。どれぐらいの影響があるかはGM、他PLと相談する。

2.魔法の才能（欲望の姫君、砂塵の杖）
　便宜上は魔法と称しているが、その実どういった才能かは不明。本来のブラックカード所有者が複数のクラウンジュエルを所有していたと推測され、それらを抽出、強引に形作ったことで新たなクラウンジュエルが生み出された。
　特性としてオーヴァードとしての資質問わず、エフェクトを使用できるようになる。クラウンジュエルとしての形は巨大な赤色の球状で背丈に達する程の杖に嵌め込まれている。異常な収集癖が発現するデメリットがある。

バーストプロセッサ

　師匠と塚井が共同で作成したオーバーテクノロジーの産物。バンダイシティ成立の解明、バンダイシティ内外で発生する事件や現象への対抗手段の確立の為、バンダイシティという空間の鍵となるカード、その中でも最もランクの高いブラックカードの解析を行う為に作成された。スーパーコンピューターを優に超える演算機能を備え、厳重なセキュリティの掛かった機関からも一瞬で情報を抜き取ることも可能。しかし、まともに動かす為には天文学的数値の電力を必要とする。これだけの代物を使用しても、ブラックカードから抜き出せた情報は（どれも貴重なもおであれど）ほんのわずかで、欲している核心的な情報は未だに手に入っていない。それどころか内包している情報量すら底の見えない状況。

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