容姿・経歴・その他メモ

髪

黒

瞳

黒

肌

なまっちろい

「『スワロウイング・スワロウ』……長いから、スワロウでもいいし、燕でもいいよ」
「あ、キリタニ……さん、お久しぶりです。何か御用ですか？　……すみません、子供の頃の呼び方がクセになっていて……」
「……そう。もう覚えたよ。じゃ、今度はこっちからね」
「えー、おはぎもうないの……？　お汁粉作ろ……」

■名前と嚆矢への思い
桐生 嚆矢に名前を与えたのと同じく、彼女も嚆矢から「叉矢」という名前をもらった。
他の者は彼女をやれ役立たずだただ飯食らいだと罵ったが、嚆矢は彼女に普通に接した。
嚆矢にとっては、ただ普通のことだったのかもしれないが、彼女にとっては大きすぎる思い出だ。

普段は感情の起伏が穏やかな方だが、その名前で呼ばれた時だけ情緒がバグる（「叉矢」という名前を人に名乗ることは殆どない）
嚆矢への恋によるものだが、本人は気づいていない。

■シンドロームと来歴
もとはオルクスのピュアブリードだったが、サポート能力も並で、パッとしないオーヴァードだった。
穏やか、というよりは内気な性格で、何を言われても、仮にそれが罵倒や悪口雑言であったとしても、丸ごと呑み込んでしまうような人間だった。
そんな彼女が変わったのは最近のことだ。
ずっと剣術を磨いてはいたが、人間相手ならいい線、という域を出られなかった彼女は、
一人では戦うこともおぼつかず、嚆矢の足取りを追うことすら満足にできずにいた。
そこへ、ウロボロスシンドロームの被験体の選抜があり、彼女は志願し、合格した。

彼女の、丸ごと呑み込んでしまう性質は、ウロボロスシンドロームと相性が良かった。
倒した相手の一部を吸収し、急速に力をつけ、一線級のオーヴァードとして成長した。
（流石に丸呑みするのはUGNの政策に反するので、吸収するのは一部だけだ）
そうして自信がつくとともに、内気な性格は冷静沈着さへと変わっていき、小規模戦に欠かせないチルドレンになったのが、今の彼女だ。

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