A市支部長｜山茶斎 瑶《やまさき　よう》のことを恋愛という意味で、愛し、敬愛していたごく普通のチルドレン。支部長のことを親しみと愛情をこめてセンセイと呼ぶ。
《竹馬の友》や彼女自身の人当たりの良さから、エージェント、チルドレン問わず慕われていた。
彼女自身は《竹馬の友》の効果で誰からも好かれているのだ、とどこか思っており、センセイに対してだけは、エフェクトの力に頼らずとも、仲を深めたいと思っていた。

　魂の燐光の輸送作業任務。それは、危険なものであるとも理解していたが、センセイの指示に従い順調に工程が進んでいた。他のエージェントにも、支部長にも。「何かできることはありませんか」と聞いて回った。
が、FHの無差別な襲撃により、レネゲイドを酷使。彼女はジャームと化してしまう。その際、彼女は自らのもつ毒性のあるレネゲイドを自身に回し自害する。それは他者に迷惑を掛けたくないということもあったが、それ以上に、｜瑶《センセイ》にジャーム化した自分の汚い姿を見られたくなかったからだ。好きな人の前では、一番きれいな姿でありたい。そんな彼女のエゴだったのだ。