サンプル台詞

｢あ～……深歌・アンフォーリエ。よろしく。……ったってどうせすぐ転校するし、よろしくする気もねえけど｣

｢おい、今あたしに『欠けてる』つったか？なァ？あたしの何が欠けてるってんだア！？｣

｢あ゛？『足りな』…………あたしにじゃねーか今の。悪い｣

｢言っとくけどな、あたしは欠けてるって言われたくねーだけで三日月は好きなんだよ。三日月は欠けてるわけじゃなくて光の加減であーなってんだよ｣

｢面倒臭ぇな……ぶん殴って解決しない仕事をあたしに振るなよ｣

性格

簡単に言うとヤンキー。素行不良かつ粗暴、すぐ手が出る。さすがに非オーヴァードを殴りはしないが、胸倉は掴む。
結構頭では色々考えているタイプなのだが、結局自分にできることを考えると暴力しかないのでそれが出力される。
オーヴァードであること、さらにオーヴァードの中でも爪弾き者だった経験から基本的に自身を異物と捉えており、他者への攻撃的言動もそれが由来。
一方、それをものともせず関わってくる相手には弱い。自分が好かれるはずがないと思っているから傷付く前に離れさせようとしているだけで根っこは寂しがり屋である。無論、本人にそれを言うとぶん殴られるが。
｢欠けている｣｢足りない｣という言葉が嫌いであり、言われると即座に激昂する。自分に対して言われたものでなくても凄むが、違うとわかるとちょっと申し訳なさそうにする。

能力

重力を込めた拳で殴る。ほとんどそれに能力が特化している。バロールに加えエグザイルシンドロームも持っているが、こちらも両腕を攻撃的な形状の強化外骨格で包むのみでありやはり殴ることに特化している。
『三日月殺法』という我流の拳法を使い、その拳は対抗種(カウンターレネゲイド)により青白く輝く。
一方この力のせいもあって彼女は他のオーヴァードとあまり馴染めない傾向にある。
また、自身をも蝕むレネゲイド殺しの力によってバロールの代名詞たる魔眼も変質しており、一部が欠損している。
彼女の魔眼は直径2mほどの巨大な球体であり、これも青白く光っているためまさしく三日月のような形になっている。
このことがコンプレックスであり、｢欠けている｣｢足りない｣を嫌う理由のひとつである。
殴ることの次に得意なのが浮くこと。というか殴るか浮くかしかできない。

過去

最初の記憶はUGNの研究施設。何らかの実験の末に特殊なレネゲイドを持って生まれたらしいが、本人はそのあたりに頓着がないため自身の出自の認識は適当。
ともかくそのままUGNチルドレンとして育てられたが、あまりに目立ち、異様な三日月の魔眼や対抗種(カウンターレネゲイド)の力のせいで他のチルドレンとの折り合いはあまり良くなかった。
そのせいでグレていったのだが、一人だけ彼女を恐れることも笑うこともない少女がいた。
ある長期の潜入任務で出会った民間人の少女。オーヴァードではなく、活発でよく笑い、よく気の付くお節介な少女。
深歌も彼女には心を開いていたのだが、ある日の任務で起きたFHとの乱戦に巻き込まれ少女は死んだ。
深歌が駆けつけた頃にはすでに少女は事切れていた。周囲には誰もいなかった。
姿しか知らなかった。名前も知らなかった。大規模な作戦だったため死者も多く、写真のない死亡者リストではどれが彼女かわからなかった。

それから彼女はより一層人を寄せ付けないようになった。一方、はじめての友人の喪失は彼女の心を欠けさせ、孤独を恐れるようになった。

余談

・好きな食べ物はポッ●ー、嫌いな食べ物は生魚。

・好きな動物は鳥。たまに公園のベンチで鳩を眺めていたり動物園でハシビロコウと睨めっこしていたり、浮遊して同じ高さで飛ぶ鳥を見送ったりしている。

・すでに絶滅したドードーやリョコウバトに会いたいと思っている。始祖鳥レベルなら諦めはつくが、この辺は人間がもう少し愚かじゃなかったら今も生きていたかもしれないから諦めきれない、らしい。

・支部などでは《魔王の玉座》で浮いていることが多いが、魔眼に腰掛けていることも多い。三日月に乗ってふわふわ浮く姿は幻想的だが、当然言ってはいけない。地雷ワードとかとは無関係に、照れ臭くなって照れ隠しに殴ってくる。

・自分の技名は一晩かけて考えるタイプ。

イメージソング

・ミカヅキ(酸欠少女さユり)
・きゅうくらりん(いよわ feat. 可不)

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