容姿・経歴・その他メモ

髪

蒼

瞳

橙

肌

色白

ある時期以前の記憶がない、公立高校に通う1年生。
記憶がないことと、自分の両親がいない事を除けば、ごく普通の女子高生。

母方の祖父母と一緒に暮らしている。
家事全般は、完璧とまではいかないがそれなりにこなす事が出来る。

何故記憶がないのか、何故両親が居ないのか。
気になった事はあるが、それらを祖父母に聞くことはしなかった。
それを聞いてもし困らせる事になったら？それは、彼女は望まない。
聞かなければ困らないのなら、聞かない。
気になるけれど、迷惑になるのなら、気にしない。

記憶を失う前に、仲が良かった子が居たようだ。
自分の事を気に掛けてくれていたが、本当に何も知らない。
「誰？知らない」そう答えていたら……絶縁された。
その時の顔だけは、今も覚えている。
相手が深く傷付いていたように見えた。

自分が覚えていない事で、相手を傷つけるのなら、彼女は自分より他人を優先する。
人が良いからとか、そういうのではない。
ただ、自分のその言動のせいで、相手に傷付いて欲しくないから。
周りの顔色を窺って生きている。

教室の隅で本を読んで静かに過ごす。
その為、そこそこ勉強は出来る…と、思われる。
空気を読んで、己を擦り減らしている事に…彼女は気付かない。

物静かで大人しい。自己主張を殆どしない。
他人が困ってるなら、自分は手を貸す。
言われた事には、殆ど「イエス」と答える。
自分が出来るのなら、それで良い。

祖母に教わった編み物から、色々作るようになり、マフラーやセーターを始め、帽子に手袋。
そこで、祖母より編みぐるみを勧められ作るようになる。
部屋にはたくさんの自作の編みぐるみが置かれている。
他にも玄関先や居間等、家のあちこちに叶羽の作った編みぐるみが置かれているとか。

黙々と作業する事が得意なのか編み物の他にも色々細かい作業をこなす。
学校で、良く引き受けて(押し付けられて)、書類整理などをしているとか。


名前の叶羽は、本当は永愛と書く。
だが、その名は自分に合わないと祖父母に頼み込み。
話し合った結果、祖父母により"叶羽"の字に変えて貰った。
名前に込められた意味は、解らない。覚えてないから。

コードネームの"消失制限(ロストタイムメモリー)"は、自らの血液を混ぜた雨を降らせ、他人を少しずつ弱らせていく事から。
消失するまでの制限"タイムリミット"。
失った記憶、時間"ロストタイムメモリー"。
彼女の攻撃方法と過去を重ねて、表している。

＜誕生日：6/4　誕生花：カスミソウ＞
＜好きな食べ物：肉じゃが、魚料理全般　　嫌いな食べ物：特になし＞


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"だれかの心臓になれたなら"を終えて。
記憶を取り戻した事で、本来の名前である"斎藤・永愛"を名乗る事にした。
現在も、祖父母の元で暮らしているが…実父と暮らせるようにと、頑張っているようだ。

記憶を取り戻しても、あまり変わらず。
ただ、我慢をすることは少し減ったようだ。
前よりも、作り笑い・愛想笑いが減り、笑顔が増えたとかなんとか。

祖父母と暮らしていた為か、誰かの為に手伝う事が自然な事として身に付いている為…
中々、手を抜けないようである。
恐らくきっと、父の悩みの種だろうけれど。

真面目で。真面目過ぎて不器用で。
それは完全に父親譲りの性格だった。


今現在は、UGNイリーガルとしてM市支部後藤支部長の指揮のもと、お世話になっているようだ。
支部長室の掃除や、書類整理、スケジュール管理等。出来る範囲でお手伝いをしているとか。
最近は給湯室に増えている茶葉それぞれの適切な淹れ方を書いたメモを作っているらしい。

「…最近、後藤支部長がシャーロットさんにたじろいでいる姿を何度か見ているのですが…何かあったのでしょうか…？」

…記憶がなかった４年間より、彼女にとってとても充実した日々を送っているようだ。

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