ぱっとみどこにでもいる青年だが、短気ですぐに手が出る。すごく気分屋。
目的意識を持つまでは、ちょっと気に入らないやつをしめにいくくらいののりなので、やる気がないように見える。
なお、殺し合いでも彼にとってはただの喧嘩である。

よほどの相手出ない限り名前を覚えることができない。
そのため、適当なあだ名をつけて呼ぶことが多い。
勿論、他のPCのことも名前を憶えているわけがない。

喧嘩をしたいと思った相手の名前は、覚える。
「いつか、喧嘩でどっちがつええか、決着つけようぜ。〇〇！それがアンタの名前だな、その名前、魂に刻んだぜ。アンタも俺の名前を刻んでおけ！俺の名前、カグラの名をな！」

FHの支配する街の身寄りのない者が集まった街で一人生きているところ、少女ゆかりにご飯を分けてあげたことが縁で、いつのまにかそこにあるコミュニティに参加。ただし、普通の畑仕事などは性に合わなかったようで、コミュニティでは仕事をせず、ゆかりの世話されているようにみえていた。たまにどこからともなくお金を稼いでくるものの、お金に困った子供を見かけると、こっそりお金をあげたりしているため、ゆかりに渡すことはめったになく、甲斐性なしといわれている。

この街ではオーヴァードを認知されており、能力者として忌み嫌われていた。そのため、彼はそこで知り合ったたくみと一緒に、FHセルからおりてくる犯罪まがいの仕事をしてお金を稼いで生きていた。FHからくる仕事は、自身の能力を発揮でき、自分の性に合っていたため続けており、日々自身の力を磨いており、ウルフバードと呼ばれていた。

あるとき、UGNのFHへの襲撃作戦に巻き込まれる。執拗にUGNが自身を狙ってくるため、たくみとわかれ追っ手を引き受けていたが、しつこい追っ手に力尽きようとしていたところ一色に保護される。
しかし、それはUGNの卑劣な罠であり（少なくともカグラ目線では）その後UGNの非道な人体実験にあうことになる。

その後、一色 寵子に逃がされた彼は、行き場と守るべきものをなくし、なぜか以前のように力が発揮できなくなっていた。たくみや由香里はどうなったかを調べ、古巣に戻ると、当時の襲撃でカグラを助けるために奮闘していたたくみは死亡し、ゆかりは行方不明となっていた。自分に巻き込まれたせいで大切な仲間を失ったと思ったカグラは、すべてがどうでもよくなり、喧嘩にあけくれるだけでいきていける、地下闘技場で暮らしていたが、そこで、ゆかりを思い出させるような少女に出会い、その少女が粗相をし経営者に殺されそうになった際、衝動的に地下闘技場ごと潰して救い出した。

その後、なんやかんやあって、ゆかりがどこかで無事に暮らしていることを知り、親友の形見を受け取り、ふらふらしているところをアトランティスに勧誘された。

今の彼はUGNの研究のせいで、利き腕が満足に動かなくなっている。
また、脱出後の地下闘技場生活で、能力の使い過ぎで肉体はボロボロ、片目も瞼が開かない状態になっている。
ただし、全力で能力使用時には、肉体を再構成し、腕もつかえるようになり、目も見えるようになる。

よくわからないけど、うちから湧いてくる力があるが、うまく使えなくなった、と思っている。
遺産と聞いてもなにそれ？状態。
オーヴァードの知識は、そういう力を持っている奴がいるくらいしか思っていない。
そのため、遺産についてもその延長位の理解

気に入らねぇことやってんな、と思っている。それ以上もそれ以下もない。
この実験が何をするかを理解していないのでその程度。

アトランティスの勧誘を受けたのも、最初は興味なかったがユリカモメの話を聞き、あの時のゴーグル女、気に入らないが、もしかしたらゆかりの居場所をしっているんじゃないかと思い、聞き出すチャンスがあるかもしれないな、という場当たり的なもので、人体実験がどうとかはは気にしていない。
むしろ自分が騙されたのが悪いと思っている節がある。

気に入らないUGNと喧嘩して、飯が食える
あとは強いやつにあえるかもしれない、くらい。

PC②に対して、設定次第だが、ヒーロー？強いのか？ちょっと喧嘩しようぜ。くらいに思っている。
PC③に対して、いけ好かないUGNにムカついて喧嘩しようとしている、最近では珍しい根性のあるやつと思っている。
ただし、まだ交流が浅く、名前を憶えていない。子供たちをまとめているのでガキ大将と認識している。
※PCに対してはキャラシ決定後に再考します

なぁ、アンタは何で戦ってるんだ？
みんなのため？
そのみんなってのが、本当にそれを望んでるのか？
じゃぁ、実験に協力することを了承しているやつばかりだったら、アンタはそれをやめるのか？
捕まっている奴らが借金のために実験に協力してるっていうんだったら、アンタはその借金を肩代わりしてやるのか？

俺が戦う理由は簡単だ、あいつらがむかつくから、俺は俺のために戦う。
そりゃ昔は仲間がやられてたたかったこともあったさ。
でもな、仲間がやられて、”俺がむかついたから”戦ったんだ。
やられたあいつのためじゃねぇ、あいつがそれを望んでいたかなんて、わかんねぇだろ。

もしアンタが、他人のためにというなら、そりゃちげぇだろ。
他人を助けることで自分が満足したいために戦ってんだろ？
勝手に人のせいにするんじゃねぇよ。
他人のせいにしたらその前提が崩れたら足が止まっちまう。
だから、何があろうと一度決めたことは迷うな。
進んだら足を止めるな。そしたらまわりもついてくる。

つーわけでだ、アンタの思想なんて、俺にはどうでもいい。
俺は俺のやりたいからやる。
あいつらとの喧嘩、最後まで突き進めよ。

たしかにやつらのいう豊かな生活っていうものは、いいってやつもいうがな。
それが肌に合わねぇやつらもいるんだよ。
世の中には、アンタらが普通という生活がいきぐるしいやつらもいるんじゃないのか。
その苦しい生活を続けることってのは、正しいことなのかい？
自分を押し殺して生きてるって、それは本当に生きてんのか？
他人にお前はそういう人間だって勝手に型にはめて管理して、何様のつもりだ？
そいつが、それを受けているならいいぜ。

俺はごめんだ、そんな生き方なんてしたくねぇ。
俺は俺が決めた通り、生きたいように生きる、それだけは最後まで貫くぜ。

アンタだってそう思うだろ？

（地下闘技場を壊滅させたとき）
まったくよ、俺が迷うなんて、笑っちまうよな、たくみ。
俺とつるんでいる奴は痛い目にあう。お前のように。
だったらよ、もう何も背負わないほうがいい。
あいつの傍にいないほうがいいって思っていた。そんなことを考えてた。
けどそれじゃぁ逃げだ。ちっとも前に進んでねぇ。
だから、俺は前に進むぜ。俺は俺のやりたいことをやる。
巻き込まれた奴はあきらめろ。俺に関わっちまった奴が悪い。
わがまま？あぁそうだな！さぁ、進むぜ。
（そういって、やりたいことをやり切った後にアトランティスに合流、次に何やるか模索中）

たくみ、悪いがまた、俺の喧嘩に付き合ってくれ！さぁ、一緒にいこうぜ！
（形見を分解して腕を修復する際に取り込む）

気に入らねぇ、アンタのその考え方はよぉ！だから、ぶっ壊す！

あぁ、勝手にやるさ、ずっとそうしてきたんだ。これからもそうするさ。

意地があるんだよ！男の子にはなぁ！

あいつはら、力を使うなっていうが、俺はこの力を使う、使い続ける。
俺のやりたいことの前に障害という壁がある限りはずっとだ！

御託はなんだっていい、お前は俺の敵だ！

かくして運命は廻り出す。

双星は欠け、手綱を引かれ
摘まれた種は転移して
籠の中の鳥は、聖なる果実を齧るのだ。

未だ摘まれぬ子供たちよ。革命の子供たちよ。
隠された真実を、どうか暴かないで。

ダブルクロス the 3rd Edition
『Seed in the Cage』

さあ行こう“裏切者（チルドレン）“。
これは僕たちがはじまるための物語。

キミたちは元UGN/FHチルドレンの裏切者"ダブルクロス"だ。
抵抗組織『アトランティス』に所属している。

▼抵抗組織（レジスタンス）『アトランティス』
4年前にPC③とその相棒・三色奏良が立ち上げた、チルドレンのみで構成される少数精鋭部隊。
FH程破壊を好まない・UGNに縛られたくない・思想が合わないと感じる子供たちの集団。流れ者の行きついた先。

○『アトランティス』組織概要
年齢：10～19歳
隊員数：10～15人前後
保護している子供たちの数：4～6人前後

拠点：水津鞠市海辺の今は使用されていない沈没船。組織の名前はその船「アトランティス号」から由来している。

行動指針：基本自由。規則らしい規則は存在しない。現在はリーダー（PC③）と奏良の発案で、UGN水津鞠市管轄の『研究所撃破作戦』を決行している。

『研究所撃破作戦』：現在『アトランティス』で取り組んでいる作戦。
目的は研究データの奪取・実験体にされている子供たちの保護。そして今後実験が出来ないようにする為に、研究機材や研究所そのものの破壊である。破壊の度合いはPC③の指示やPC達の意思に依存する。

PC①【恩か仇か】
ワークス：FHチルドレン　カヴァー：指定なし
ロイス：”研究者”一色寵子
P/N：好奇心/猜疑心
Dロイス：遺産継承者＋任意のDロイス

キミは抵抗組織『アトランティス』に1年前に入った新人だ。

キミが得た力は特別なものだった。
物心ついた頃からDロイスを2つ所持していたキミは、かつてFHチルドレンとして猛威を振るっていた。
しかしそんなキミの力を狙って、数々の研究所や組織がキミの確保へ動き出す。
ボロボロのキミを救ったのは、UGNの研究員である一色寵子だった。
UGNに保護――いや確保されたキミは、水津鞠市の研究所『ユリカモメ』へ隔離され、人体実験を幾度も繰り返された。
「ごめんね、ごめんなさい」
培養液のケースの外から聞こえる寵子の声。彼女は何度もキミに謝罪の言葉を繰り返していた。

数年後（現在から3年ほど前）、寵子の助力により研究所を脱走することができたキミだったが、その際に彼女はキミを逃がす為の囮になった。逃げた先キミを拾ったのは抵抗組織『アトランティス』だった。

彼女の生死は未だにわからない。しかしキミは今も探している、一色寵子その人を。

※過去のUGNでの実験により、キミのDロイスの片方だった《遺産継承者》は現在所持していない。その為キャラシ作成の際は『任意のDロイス』のみ選択すること。《遺産継承者》の種類をPLが決めることはできないので注意すること。
※《遺産継承者》が無くなったこと、それはキミの力が抜け落ちてしまった・穴が空いてしまったことを意味する。固定ロイスを1枠空けておくこと。

▼Dロイス《遺産継承者》
キミは、キミに宿っていた力『遺産』のことを知らない。名称・姿形・どんな能力なのかもわからない。ただ『遺産』はキミがレネゲイドの力を行使する度に、呼応するようにキミの力を増幅させていたように思う。相対していた敵は戦意を失い、焦り、困惑し、キミはそんな彼らを圧倒的な力でねじ伏せることができたのだ。
しかしUGNでの実験によって遺産そのものを失ってしまった。キミにあの頃の感覚はもうない。

▼「空白の2年」
キミが研究所から脱走したのは今から”3年前”。
『アトランティス』に入ったのは1年前のため、「空白の2年間」が存在する。
この2年キミはどこで何をしていても構わない。特に設定していなくてもよい。