少々女性かかった顔立ちな男子に見えるほどにボーイッシュな僕っ子。(女子)
UGNの中で普段は生活しており、偶に学校に潜入する程度。
普通の高校生より色々スペックが高い。(容姿、学力、思考力、運動能力、芸術能力、表向きの性格などなど)
常に男として生活している。なので、男と見てもらって構わない。(トイレについてはUGN以外の時、多目的しか使わない)

毒舌気味だが、別に性格が悪いわけではない。受けた仕事は完璧にこなすし、コミュニケーション能力も問題ない。
しかし、自分の意見をほぼ持たない。これは生い立ちのせいかもしれない。
また、NOということができるのはUGNに害がある場合のみだけである。

背は男子の割には低く、女子の割に高い。細身で顔面偏差値は高い。
しかし、自分の容姿の良さに気付いていない。
自分を下げることが多いが嫌味に聞こえたりする。
青み掛かった黒髪に蒼眼。胸はまな板。

普通の一般家庭に生まれた。
しかし、幼い頃から自分の中身は男だと気付いていた。
それを「一般的ではない」と認識する前に親に話したのが全ての原因。
それからは「女の子らしくしなさい」「もっと可愛いものを、綺麗なものを。」と言われ続ける。
親は自分の娘が普通であって欲しかったらしい。
しかし、小学4年生の頃。嫌気がさして家出(戻るつもりはあった)をする。
親には常にGPSをつけられていて生活していたのですぐに追いかけてくるか、電話するだろうと思っていた。
でも朝になっても連絡は来ない。
流石にお腹が空いたので家に帰った時、そこには「家族」はいなかった。
原因はFH(彼女に知る術はない)である。
彼女は流石に焦った。しかしそんな動揺をしている暇もなく、何者かに意識を落とされた。
気が付いたらそこは倉庫のような研究所だった。
そこからはFHによる人体実験が始まる。
最低限の生活基準に加え、実験や訓練の繰り返しで、彼女は感情と自立を失っていた。
いつしか。UGNが突撃、そしてFHのその施設は解体された。
そこで彼女は引き取られた。「ああ、またか」と思いながら。
だがそれは違かった。UGNの人達、主に霧谷さんに厚いケアをしてもらう(実際は霧谷さんがやったわけではなく、指示をした)。
最初は騙すためにやっているのだと思ったがそれも違かった。
それからは霧谷さんを中心にUGNの人達に恩を返すようになった。
まだまだ薄いが、感情や自立もある程度ついてきている。
そして今に至る。

「神無月です。よろしくお願いします。」
「性別ですか？...男です。」
「司令(オーダー)ですか？分かりました。素早く片付けてきます。...え？調査ですか？」
「僕は僕なんです。それ以上でもそれ以下でもないです。」