容姿・経歴・その他メモ

「悠ちゃ…神子様は、元気にしてるかな…」


九崖島で生まれ育った島っ子。
母親は生まれてすぐに病死し、以降は父親と二人で暮らしている。

父親は島で最も腕利きの大工。宮大工も担っている。
自身も物心ついた頃から工具に触れて育っており、いずれ跡を継ぐ予定である。
学校のない日は父の職場で修行もかねて手伝いをしている。

幼馴染である空海 悠希のことは「悠ちゃん」と呼んでいた。
彼女が神子様となってからは意識してそう呼ばないようにしているが
気を抜くと昔のように呼んでしまう。

幼い頃、父の手を借りず初めて作った木彫りの小鳥を悠希に贈った。
その際、彼女にプロポーズをしている。
「大人になったら、悠ちゃんにりっぱなお家をたててあげる。
それで、そしたら…悠ちゃん、ぼくの、およめさんになってください！」

それは淡い恋心。
今なお燻り消えることのない、篝火の残滓。

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