容姿・経歴・その他メモ

※長くなってしまったので最下部に全体を箇条書きしたものを置いておきます。

性格・容姿など

いつも仮面をつけている、不思議な風貌の支部長。
オーヴァード以外の人間にはごく普通のスーツ姿の青年に見えるらしいが、顔がいまいち印象に残らず覚えられない。

奇異な見た目に反して性格は穏やかでのんびり屋、基本的には心優しい。
ほとんど怒ることもなく、感情の起伏も少なく見えるのでつかみどころのない人物ともいえる。

……のだが、例外的に戦闘中や有事の際においてはN市に対して強い執着を持っている様子が度々伺える。
態度や言葉にこそ表さないため聡いものでない限り気が付かないが、N市を害されることに対して強い苛立ちを覚えるようである。

普段はタクシー運転手として働いているが、タクシーを運転しながら市内を見回るのは支部長として市内を見守る意味もある。

奇妙な隣人

彼にはN市にかつて存在した稲荷神社の祭神のレネゲイドビーイング「紺野稲荷」が取り憑いている。
（紺野稲荷そのものなのか、それとも神や祟りを恐れる人の心が作った幻なのかは定かではない）
数年前のこと、忘れ去られ祀られることなく放置された祭神はFHの思惑もあって暴走状態となり、一時はN市に甚大な被害をもたらす事態となっていた。
その事件を収めるきっかけを作ったのが当時既にN市支部長だった戯彩晴であり、紺野稲荷が満足するまで自ら祀り続けることを約束したのだった。
現在、紺野稲荷と彼は半分同化している状態であり、戯がN市に対して強い執着を示すのは、N市を古から自らが守ってきた土地だと認識している紺野稲荷の意識が戯のものと混ざりあっているからである。
このことは一部のエージェントしか知らず、そのうちの一人がローザ・バスカヴィルである。

支部について

支部は彼と紺野稲荷のオルクスの能力によって作られた空間にあり、簡単に見つけることは出来ない。
その隠匿ぶりは「そもそも実際のN市の地図上には存在していないのではないか」という噂も囁かれるほど。
（シナリオ内で敵にカチ込まれる場合は普通にやってもらって大丈夫です！多分知覚かなんかで見破られたんでしょう…）

支部に行く方法は限られており、そのうちの一つが彼も所属しているタクシー会社「紺野交通」のタクシーを利用する方法である。

「紺野交通」のタクシーは一様に車体が赤くペイントされており、常にN市中を複数往来している。
そのタクシーに乗り込み、運転手に「UGNN市支部へ」と告げればその瞬間、客はいつの間にかUGNN市支部に立っているのである。
（ただしUGNやN市、支部長などに害意を持つ人間は入ることが出来ない。その場合運転手はしらを切るか、必要に応じてダミーのN市支部へと客を運ぶ）

支部内は赤い鳥居が並ぶ荘厳な神社のような建物であり、
その中に簡単な訓練場やチルドレンやエージェントの個室や支部長の私室なども用意されている。

尚、紺野交通のタクシーは一般客も利用できるが、オーヴァードからの不思議な報告も多い。
所属しているエージェントや協力者、支部長自らが運転している場合ももちろんあるが、「それ以外のものを見た」「狐面を被っていたが明らかに支部長ではなかった」「気配が人間のそれでなかった」という証言をする者も少なからず存在している。

過去

幼いころに事故で両親を亡くしている。
それ以来彼は祖母に育てられたが、祖母は「あの二人の結婚に反対していれば、お前を親の無い可哀想な子供にしないで済んだのに」「おばあちゃんが悪いんだよ、可哀想に、ごめんね…ごめんね…」と度々泣くことがあった。
祖母のこの口癖は、幼い彩晴に漠然と「自分はいない方が良い子供だったのか…」という気持ちを植え付けることとなった。

それ故に彩晴は、悪事にこそ手を染めなかったが、頼まれたことは何でもこなし、誰にでも優しく、逆らうこともない、よく言えば優しく、悪く言えば自分の無い人間に育った。
だがだからこそ「人の役に立ちたい、そうでなければ存在している意味がない」という気持ちが強くあり、覚醒したのも自身の目の前でジャームの起こしたテロに巻き込まれそうになっていた、見ず知らずの他人を助けるためであった。

UGNに所属するようになってからも、その他人に対する献身的な姿勢は評価されており、彼は直にN市の支部長となった。

そんな折、件の紺野稲荷事件が発生する。
彼はN市を守るために、自らのすべてをかけて忘れ去られ傷ついた紺野稲荷の神璽を祀ると約束したのだった。
（現在のN市支部は彼がオルクスの能力を用いて作った空間に作られた、紺野稲荷の社でもある）

それ以来、彼にいくつかの変化が現れた。
常に仮面をかぶるようになり、素顔を晒さなくなった。
穏やかそのもので強く感情を露にすることなど一度たりとも見せなかった彼が、N市に強く執着し、度々いら立ちを見せるようになった。

そんな変化を見かねて、それまでの戯の人格に絆されてついてきていたエージェントが離れていったこともあるが、彼は今も変わらずN市支部長を続けている。

長いので全体を箇条書きしたもの（時間ない時はこれ読んで）

・いつも狐面にスーツという奇異な格好。一般人には普通のスーツのお兄さんに見える。
・基本的に穏やかで優しい。ちょっと天然。でもN市のピンチには少しだけ苛立つ。
・忘れ去られた＋FHの陰謀でかつて暴走した稲荷神社の分霊（？詳細不明。もしかしたら別のものかもしれない…）のレネゲイドビーイングが憑いている。その魂を鎮める役目を自ら請け負った。今は半分同化している。苛立つことがあるのはそのせい。
・支部は上記のレネゲイドビーイングを鎮める目的もあり、神社みたいな見た目だけど普通の支部と変わらない機能がある。「紺野交通」と書かれた赤いタクシーに乗って行先を「UGNN市支部」と告げることで支部にいける。支部長のオルクスの能力で隠匿されているので普通に支部に行くのは困難。

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