容姿・経歴・その他メモ

世界よ。木の花のように咲き誇り、石のように永く在り続けよ。

藤原佐久夜についての調査書

コードネーム: マクスウェル
本名: 藤原　佐久夜（フジワラ　サクヤ）
年齢: 15
シンドローム: サラマンダーノイマン
詳細: 彼女は自身の両腕から熱を発し、操る事のできるレネゲイドビーイングです。彼女の起源は不明ですが、炎神を元にしていると考えられています。現在目立った能力は両手の発火のみですが、戦闘の際は緻密なレネゲイド操作により職員の持つ拳銃を故障させる、職員を盾にし同士討ちを誘うなど、レネゲイド能力の割に戦闘能力が高い事が伺えます。また、最初の接触以来、彼女の痕跡を発見する事ができていません。
　5年程前、彼女がレネゲイド能力を所持している事を発見、UGN職員が保護を試みました。些細な事が理由で彼女は怒り出し、職員の両腕を燃やす[1]。その後、逃走する彼女を追うが幾つかの不運な出来事[2]により確保に失敗した。その後現在に至るまで、彼女を直接発見する事ができていない。
[1] 職員は軽い火傷を負うが、通常の治療により数日で完治する程度のものであった。
[2] この件について現場の職員に詳細を聞くと、彼女はその幸運な出来事に対し、まるで動じる事なく行動していた。オルクスの領域等による操作があった可能性が高い。

追記: 以下の情報を元に資料を更新すること。
　○○年××月△△日（注: 約1年前）、彼女はUGN支部の前で現れ、UGNに協力する事を申し出る。目的はレネゲイドビーイングらしく、「人間の栄える所を見続けたいから」とのこと。本人の証言からプランナーとの関係が深い事が気がかりではあったが、現在は何故かゼノスから追放されている事等を理由にUGNイリーガルとして幾つかのUGN任務に関わっている。
　彼女は生まれた時からゼノスに所属していたものの、表社会で重大な事件を起こす事は無く、基本的に支部内で行動していたらしい。プランナーは彼女のレネゲイド性質を用いた「演算」「記憶」について研究しており、後者の実験のため「遺産: イフリートの腕」を与えたと思われる。そして、その実験による主作用により感情の欠落が進行した。幸いな事に殆どの感情は個人差の範囲で説明がつく程度の欠落しか起こらなかったが、怒りの感情に関わる部分のみ現在も欠落が進行し続けている。
　彼女のシンドロームはノイマン。また、彼女のオリジンは「マクスウェルの悪魔」の可能性が高いが、実際の姿と合わせると別のオリジンが混ざっていると予測される。遺産の効果により、視界範囲にある分子の速度を本人の意図通り、精密に操作する事ができる。ただし、この操作によりエネルギーを増加、減少させる事は困難だという。この能力を使用している間、彼女の身体、特に両腕が強く発熱する。身体の温度は表面温度が約41度程度と通常の人間が起こせる程度のものであるが、両腕の温度は短時間触れただけで火傷を起こすので注意すること。

遺産: イフリートの腕について

　彼女が契約している遺産は、元々ゼノスが回収していたものです。ゼノスが回収した当時、UGNは遺産の効果を「両腕及び体温の上昇」と解釈していたため重要度が低く扱われていました。しかし、サクヤが遺産と契約し能力を使用した事により、真の能力が「エントロピーの逆行」である事が発覚しました。
　ここで、この事実がUGNに伝わった後も、UGNは遺産の評価をほとんど上げていません。というのも、現在知られている遺産「鬼切りの古太刀」や「必中の弓」、「謀略の牢獄」等に比べその特異性（や戦闘能力）は低く、それはこのイフリートの腕を殆ど完璧に使いこなせているサクヤの純粋な戦闘能力が極めて低いからも伺う事ができます。
　サクヤがオーヴァードとして優秀だとされている理由は、遺産それ自体の力ではなく、分子の制御という緻密な作業を遺産の簡単な補助のみにより成している点でしょう。実際、彼女は戦闘能力こそ低いものの、目標の解決に向け情報を集め、周囲の人員や物質を効果的に活用する事により、任務を適切に処理する事ができています。

報告書に載らない程度の細かい設定

好きなもの: サクラ、人間、オーヴァード
嫌いな人: 宇宙人、未来人、異世界人、超能力者
偽名: コノハナ　ヒメ（木花　毘売/此花　姫）
↑オーヴァードとして偽名を使う場合は、シンドロームをサラマンダーと嘘をつく事が多い。

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