また、手に入れた遺産である”預言者の義眼”――カッサンドラがモチーフとされる――による限定的未来予知を習得している。
攻撃の直前に未来を見ることで妨害し、回避しやすくするのだ。

さらに、ミストルティンとなったことで顕現できるようになった”災禍の木馬――カッサンドラが予知したものの、誰も罠だと信じなかったそれ――を顕現、跨って轢いて撃破する。
もちろん逸話通り内部に武装も揃えている。つよい。

”ダメ男救済機”。自分が完璧に近いせいで、駄目な男を求めてしまうようだ。
ただ、その後の”救済”については彼女が手に入れた遺産の影響が強い。遺産は彼女の意志に反した悲恋を起こすため、必ず駄目男は改心し良い男になって自立し、彼女の元を去る……という仕組み。

「売れないベーシストの元彼はメジャーデビューした、バーテンダーの奴は自分の店を持った、小説家はスランプを抜け出した、病んだ男は回復して就職した……

……ど、どうしたらいいのかしら……！！！！」


もし彼女が普通に優しい男とかを求める人だったならば、きっと彼氏は悪人に堕ちていただろう。そう考えると遺産の代償をメリットに変えているので、とんでもない女と言わざるを得ない。
（ある意味”トロイの木馬”である駄目男達を改心し続けているのだ）

ミストルティンに適応したことも含め、救世主適正が非常に強い。いつかは大物になるかもしれない……。