容姿・経歴・その他メモ

UGNチルドレンとして活動する高校生。
UGNの本部エージェントにして先代継承者である祖父の死に際に、遺産《イフリートの腕》を受け継いだ遺産継承者。
幼少の折にレネゲイド災害に巻き込まれたことでオーヴァードへと覚醒を果たした笑蓮は、祖父からの教導を経て地元のUGN支部にチルドレンとして所属することになる。
強気を挫き弱気を守る正義の守護者としての祖父に憧れていた笑蓮は、亡き祖父と同じ優しさと情熱を以て世に蔓延る悪と戦い、尊い日常を守り続けている。
笑蓮はどんな苦境にあってもその顔から笑みを消すことはない。
それは最も敬愛する祖父の教えに基づくものだ。

「いいか笑蓮、俺たちは正義の味方だ。実際はどうあれ、そうであろうと行動せにゃならん」
「誰かを守るときに一番大事なのは、笑顔だ。俺たちが情けねぇ顔してたら、守られる奴らは安心して守られてくれねぇもんだからよ」
「UGNのオーヴァードとして世界を守っていくなら忘れるな。どんなに苦しくても、どんなに辛くても、胸張って笑え」
「『俺は苦しくなんかない、全然平気だ！だからなんとかなる、大丈夫だ！』って、そう信じて笑ってるやつが、結局一番強いんだからよ」

祖父が死んで遺産を引き継いだ時、笑蓮はその言葉の重みに気づいた。
《イフリートの腕》は契約者から"怒り"を奪う。
失った感情を隠すように、欠落を埋めるために、祖父は笑うしかなかったのかもしれない。
自分の中の何かが日を追う事に消えていくのが分かる、櫛が欠けていく感覚に表情を歪めると、周りの人は皆揃って心配そうな顔をした。
ああ、どうかそんな顔をしないで。
大切な人には笑顔でいて欲しい、だからまずは、自分が笑わなくちゃ。
最初はぎこちなかったけど、今はもう辛くはない。
暗い顔したやつと笑ってるやつならみんな後者を頼るし、そういうやつが人に希望を与えられるんだ。
だから俺は、今日も笑う。
どんな困難が待ち受けようと、どんな苦しみが襲ってこようと、絶体絶命のピンチにだって。
遺産を継承したその時、きっと自分は爺ちゃんの生き方も引き継いだんだ。



「辛い時こそ笑みを絶やすな、守るべきものに弱さを見せるな！
その場しのぎの嘘でもいい、虚勢でも構わないから、歯ァ剥き出して目一杯笑え！
俺が見せる笑顔が、大丈夫だって信じさせる笑顔がきっと、誰かの笑顔を作るから———―！」

セッション履歴