容姿・経歴・その他メモ

【独白的な何か】

決して裕福な家庭ではなかった。だが幸せだった。その筈だった。
おかしくなったのは母だった。結婚する前は名家の娘だった様で、今とのギャップに耐えられなかったらしい。結婚したての頃はなんとも思わなかった生活基準の小さなズレが、いつの間にか大きな断層となっていた。
そんな母は、家のなけなしの金を持ち逃げした。
代わりに、身に覚えのない借金だけが残されていた。

父は奮闘した。優しい人だった。絶対に僕を不幸にしないと誓ってくれた。日夜働き、男手ひとつで育ててくれた父は、僕にとってのヒーローだった。
父は夜遅くまで働いていた。夕飯を待ちお腹が空いた頃、「ただいま」が聞こえるのが嬉しかった。「ごめんな、ヒーローだから遅れちまった」と、毎日暖かいご飯を作ってくれた。苦しくても、辛くはない日々だった。

父は無理が祟り体を壊してしまった。命に関わる重病では無いものの、体を動かす事が厳しくなってしまった。

だが、残された借金はあとわずかとなった。返済に余裕もできた。
あとは僕が数年バイトをすれば完済できる額だ。

偉大な父を尊敬している。
今更何も苦ではない。
返しきれない恩に、親孝行をするだけだ。




【その他解説的な何か】
アルバイターの、いわゆる苦学生。コンビニ・レストラン・カラオケとバイトを3つ掛け持ちしている。
クズ母に家の金を持ち逃げされた。以降父という偉大な人に男手ひとつで育てられ、助けられてきたので、彼自身の人助けに躊躇が無い。困っている人がいたら助ける、それが当然のこととなっている。階段前でおばあちゃんとか見つけたら荷物持ってあげるタイプ。

趣味でエクストリームアイロンがけをY○utubeなどで見ている。その馬鹿馬鹿しさがツボに入り、苦しい日々でも自然と笑みが込み上がってきた。最近は実際にやっている人達とコンタクトをとったりしている。
隙を見ては友人に勧めている。

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