容姿・経歴・その他メモ

履歴

物心がついたころからオーヴァードとしてUGNに保護されていたため、覚醒理由を始めとして自分のルーツが何一つ分かっていない。

幸か不幸か、高い戦闘能力と社交性を併せ持つ彼はUGNにとっては非常に便利な存在であり、ひっきりなしに任務に駆り出されていた。それも、普通は熟練エージェントに任せるようなものばかりで、他のUGNチルドレンとの関わりも余り多いとは言えない環境だった。

夕暮れの街を歩く同年代の少年少女には少なからず憧れを抱いていたものの、自分を保護するUGNの命令に逆らうわけにもいかず、年頃の子供よろしく反抗なんぞしようものなら最悪処分されかねない。こんなものかと諦めて毎日を送っていた。

しかし、彼の次なる任務は「高校への潜入、調査」である。初めての学校であり、友達を作る貴重な機会。行方不明になったチルドレンには申し訳なく思いつつも、心を弾ませ準備をする。友達を作って、一緒に授業を受けて、遊んで。部活は……少し厳しいだろうけど、当たり前の青春を謳歌してみたい。

期待に胸を膨らませて、彼は下見へと赴くんだった。

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