月雲市生まれで月雲市育ち。両親は健在でとくに貧困ということもない平凡な家庭の元に生まれた。幼少期の頃に海外旅行で航空機に乗るも、整備不良を元とした事故によって無人島に墜落。その際に乗客で生き残ったのは幼き紅葉と父だけであり、母親は墜落の際に巻き込まれてそのまま命を落としてしまった。食料が極端に少ない不毛の無人島で、なんとか父と協力してサバイバルして生き延び、最終的には捜索隊に救助された。
　帰国後、再婚をしなかった父親に男手一つで育てられた。無人島から帰ってきた後はまるで廃人のような状態だったが、親戚の人や父の献身もあってなんとか人並みには回復。しかし、母親を亡くしたことや無人島で自身も死にかけたことが軽いトラウマになり、あらゆる物に多少恐怖を覚える内向的な性格が形成された。また一人でいることが苦手になった。
　この幼年期のサバイバルとして行った、『動物を殺害して肉を食べるという行為』が原因で肉や魚といった食料に対して嫌悪感を覚えるようになった。

　入学式前に貧血が原因によるふらつきが原因で交通事故にあい入院。入学式に出れず2学期過ぎたころに初めて登校する事態に。それのせいでクラス内では浮いた存在になり、彼自身も内向的な性格のせいで友達ができず、さらに自身の貧血や発育不良もあって頻繁に怪我による入院を繰り返しており、中々学校に行けなかった。結果、孤独な一年生時代を過ごす。
　二年生になってからは、偶然席が隣同士になり、また自身が頻繁に怪我をして学校に行けなかったことに対して興味を持った
真島と話すようになる。今までした怪我や自身の経歴などを中心に暇なときに会話していたことをきっかけにいつの間にか友人みたいな関係になっていた。（真島自身は柏木が頻繁に怪我しているのを見かねたということもあるが）そこからは中学の間は大体真島とつるむようになり、一緒に漫画を読んだり夜遊びに繰り出すようになった。
　そのまま特になりたいこともないので真島と一緒の高校を受験して進学、高校生となった。

　今回は入学式にきちんと出れた上に真島がいるので中学よりはクラス内で浮かなかった。といっても怪我で頻繁に入院するのは変わっていない。真島とつるんで昼間は高校生活を謳歌しつつ、夜は繁華街あたりに遊びに行くという日常を送る。
　そんなある日、階段を降りようとしていたところで足が縺れて落ちそうになったところをシアンに助けられる。そして助けられた後、シアンと別れる際に見える範囲内で派手に転んだ事、そして怪我を頻繁にしていることで有名だと知られてからはそれをきっかけにお節介を焼かれるようになる。また、このときを真島に見られたことで色々いじられ、最終的には柏木、真島、シアンの三人で休み時間を過ごすようになった。

　実際のところ、母親は墜落時に死んだわけではなくその時はまだ生き残っていた。とはいえ、足にケガを負ってしまい
遠くまで歩くことができなくなってしまった。大した治療もできず、ケガは悪化していく一方だった。
　無人島は不毛の大地というにふさわしかった。野生動物もいるにはいるが数は妙に少なかった。初めの方はある程度アウトドアやキャンプに詳しい父親が、蛇やトカゲ、カエル、魚などを調理して三人で食べて飢えをしのいでいた。水も墜落した飛行機から取ってきた、なんとか無事なものでしのげた。
　そういったことができたのは一週間程度で、そこからは食料がほとんどとれずに飢餓状態になった。飢餓状態から一か月、父と母はまだしも、幼い子供である紅葉にとって深刻な状態であり、生死を彷徨うほどの栄養失調だった。
　そんな中、夫婦がとった行動は―――。

幼年期
・平凡な家庭で生まれる。生まれた当時、両親健在。
・幼少期に家族で旅行行ったら飛行機落ちて遭難、それで母親を失う。その時の記憶はあまり覚えていない。（思い出そうとすると頭が痛くなる）
・それ以後、父の手一つで育てられる。当然、仕事であまり父は家にはいなかった。再婚の話とかも一切なく、彼は今に至るまで育てられた。
・肉や魚といった動物系のものをあまり食べたがらない偏食家。なんか食感が嫌なのが理由。そのため貧血ぎみで骨折しやすい。そのせいで運動もしなかったのでかなり華奢な体格に。

中学時代
・貧血気味で、それが原因で事故にあい入学式に出られず、2学期になってから初めて登校した。当然クラス内で浮いた。
・学校でもコミュ障で影が薄いため孤立気味で貧血でよくフラフラしているため、頻繁に事故にあいそうになる。それを見かねた真島に助けられる。そこからなんだかんだで腐れ縁みたいな感じに。
・皆勤賞を取ったことはない。大体3ヶ月に1回は大小骨折したりケガをしているので。
高校時代
・今度は入学式には出れたうえに真島さん経由で顔見知りや友人に近い距離感の同級生がポツポツできる。
・シアンとひょんなことから出会う（どんなことだろう......。野菜しか入ってない不健康な弁当を観察されて標的にされたのだろうか）
・穏やかな高校生活。

外見
男らしくないくらい華奢で眼鏡かけてる、物静かな雰囲気の青年。腕が同年代の女子より細い。
身長はあんまり伸びてない。
覚醒後はグングン伸びる。あと眼鏡をはずす。

一人称:オレ
二人称：親しくない相手、もしくは女子だと苗字と"さん"。親しい相手だと名前、苗字呼び捨て。

やりたいテーマ:生きるために業を背負わざるを得なかった者。サイバーズギルトみたいな。
したいロール:なんか滅茶苦茶自責の念で苦しむ
したいロール:覚醒後に肉を食べたいけど食べたくないみたいな葛藤に襲われる。（とくに人肉）
欠落とか:他の物の命を犠牲にして生きることへの自分への罪悪感。生きることからの逃避。（日常捨てたい、ジャームのほうがマシレベルの）

性格とか行動とか:
・物静かで優しい。内向的。でも一人称俺なので男らしさというか頼れる人に憧れてる感じ
→ライフパスの母親がいないのが影響。いないから母親の役というか、そういったものを無意識で引き継いでいる感じ。
父親がいないので家では一人の時間がとても多い。有給とかフル活用してるけどやっぱり一人のほうが多い。
父親の前では一人でも大丈夫みたいに振る舞ってるけど、実際は一人はきつい。学校でも一人だとやっぱりきつめみたいな感じ。良くも悪くも強がっているけど強がり切れなくて結局物静かで優しいみたいな。陰キャ。

・一人は苦手。三人までなら話せるけど、それ以上だと空気になる。
長期入院と生来の性格のおかげであまり広く交友関係は築けていない。話に割り込んだり広げたりするのが下手。

・入院しているのは貧血によりふらつきから倒れてそれで交通事故にあってるから
貧血なのは肉あまり食べてなかったからで、高校入学以前は肉があまり好きではなかった。
肉が食べられない原因は、旅行中に飛行機事故にあって不毛の大地の無人島に着陸した時が原因。
無人島での食料不足による栄養失調で母親が死に、父親が母親の肉を裁いて料理して紅葉に食べさせた。（もうそうしないと死ぬレベルの状態）
紅葉はこの事については防衛本能によって記憶から消している。（父親は言わなかったが、紅葉は本能的にそれが人の肉だと分かってしまった。）サバイバーズギルトはここから来てる。

・性格から来る行動指針とか価値観。
・典型的な秩序にして善。人は助けあうべきみたいな。ただ自分が助けられてばっかりなのでなんとなくモヤってる。
後は一人でもできるアピールしがち。ただ色々問い詰めるとボロが出て手伝ってくださいとかいう。
・覚醒後は割と色々黙ってしょい込むタイプ。自分が潰れそうなことに気がつかない。
・異常事態とか普通じゃない状況になると妙に落ち着いて好奇心旺盛になる謎の性癖持ち。火事とかあると起った方向にこっそり行くタイプ。
・↑の性癖は、昔からの気質と親がよくアウトドアに連れて行ってくれたことから生えてきた。
・実は無人島に遭難したときは不安より好奇心のほうが上だった。

・感覚がそこそこ鋭い。とくに味覚。なのでブラムストーカーあたりかなぁ。

・父親はアウトドア派。どっかの田舎の肉屋の息子なので肉がさばける。キャンプとか行くタイプ。紅葉もよく連れてもらった。

・虫とか殺さない。実際は殺せなくないけど謝るし滅茶苦茶罪悪感を感じる。蚊は放置するタイプ。（部屋の中にいても部屋からつまみ出す）

・覚醒前と覚醒後とか
覚醒前だと肉が苦手でなよなよしてるヤツだけど覚醒後だと本能的に肉全般を好むようになる。
人間を牛とかそこらへんの食物として見てしまうようになる。
でも理性は肉を食いたくねえってなって色々葛藤する。

どうでもいい設定:
・タロット:Ⅻ　吊るされた男（正位置）
・榊原の榊は榊とも読む。かしわは肉の別名として使われる。紅葉はもみじで、やはり肉の別名。柏木のほうがいいかなぁやっぱり。再婚させて苗字変えようか、どうだろう...。
・不時着した無人島が不毛だったのは昔ジャームとなってしまったオーヴァードが色々やらしかしてそうなってしまったから。ちなみに紅葉が感染したのはそこから。どうでもいいが父親も感染している（両者発症はしていない）