容姿・経歴・その他メモ

5世紀のブリテンに名を馳せた“円卓の騎士”が末席、通称“堅い手の騎士”アグラヴェイン。
魔女モルゴースの息子にして、“太陽の騎士”ガウェインの弟。

かつて、ブリテンの王たる騎士王アーサー・ペンドラゴンに仕えていた彼は
当時から「円卓に仇為す者」を誅し、断罪する処刑人としての役目を務めていた。
それ故に彼の人となりを知らぬ者たちからは恐れられ、疎まれていたが、彼がそれを気にする事は無かった。

……すべては円卓の為、仕えるべき王の安寧の為に。

ある時、彼は致命的な罪を暴かんとした。
それは円卓で最も忠に厚い漢とされた“湖の騎士”ランスロットと、王妃ギネヴィアの不義。

だが、その罪を白日の下に晒さんとしたが故に、彼はランスロットに殺され、円卓は分裂。
これが後に、アーサー王の死──カムランの丘へと導く事となった。

死の間際、彼は自らの母たるモルゴースと契約し、死にながらに生き永らえる死者としての生を得た。
以降、彼はモルゴース──“プランナー”都築　京香の｜僕《しもべ》となり、歴史の影に潜む事となる。

彼女の“プラン”が為、その障害となり得る者たちを抹殺する処刑人として。

そして現在、彼はゼノス創設時のメンバーたる“古き二十四”に名を連ねている。
「穴蔵　鋭利」という偽りの名と、多くの死をもたらしてきたが故の“殺生石”という｜字《あざな》とともに。

彼は戦い続ける。
いつの日か、アーサー王がアヴァロンの果てより舞い戻ってくる、その時まで。

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