容姿・経歴・その他メモ

何者にもまつろわぬ自由気儘に生きる人
---いつも飄々と笑っている彼は時折どこかに行ってしまうらしい

どこにでもいる普通の高校生，平均的な身長に平均的な体重
少し長めの黒髪と常に長袖を着用している
安定した社会にルールは必要だが，自身の目的と異なるものは無視するため一部の生徒とは折り合いが悪い，だがそれも気にしているそぶりはない
いつも楽しそうに笑い，やりたいことをやる彼には消せない火傷の跡が残っている


不動産を多く所有する裕福な両親のもとで何不自由なく育ったため物に対する執着はさほどなく，手放すことも特に厭わない
だが高校2年生になったばかりの春，ある男が彼らを訪れたことが全てのきっかけとなった

その男は同業で顔見知りだった
男は何食わぬ顔で家に上がり込むと，暖かく出迎えた一家を一方的に殴りつけ2階の居間に拘束した
そしてひとしきり家の中を荒らした男は一瞬の逡巡の後，家に火をつけ立ち去る

這い寄る火の手，煙と熱に喘ぐ両親を横目に身を捩るもただ拘束された腕が軋むだけ
…ここでみんな死ぬのか？
優しい両親の焼け焦げる匂いが鼻につく
悲鳴はもはや聞こえない

五感を刺激する死の姿に湧き上がるのは恐怖？

ではない　渇望だ　強い強い生と，大事な人を守ることへの渇望が心のうちを暴れ回る

死ねない，誰も死なせないッ！！！俺が守るんだ！！！！

煤けた喉で叫んだ声は内なる魂を呼び起こし，渇望を満たす力へと変容していく

学校が終わると必ず向かうのはある病室
そこには彼の両親がいる
全身に重度の火傷を負った彼らの回復は絶望的，今はまだ生きていると判別されるが全身に管を繋がれかつての面影はもうない
それでも彼はいつもの顔で話しかける
自分は元気に生きて，ちゃんと今を楽しんでいると伝えるために

家に帰ると待つのは真っ暗なワンルーム
だが彼は一人ではない。今日もあとすこししたら訪れる世話好きの幼馴染と，他愛もない話をして食卓を囲むことができるからだ
事件後間もなく憔悴していたところを立ち直らせた幼馴染に，彼は全幅の信頼を寄せている

リュックについているキモ怖かわ系マスコットは宇SAGI
目が合ったから買ったらしく、本人はこれを心から可愛いと思っている

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