イニシアチブ：《フルインストール》Lv3　侵蝕値+5、ラウンド間、判定ダイス+9個、シナリオ1回

メジャー：ホライゾン☩カノン　《コンセントレイト》Lv2+《降魔の雷》Lv3　侵蝕値+6、C値-2、攻+12、ドッジダイス-2個
2dx+10@8
nd10+12

メジャー：ホライゾン☩カノン(100↑)　《コンセントレイト》Lv3+《降魔の雷》Lv4　侵蝕値+6、C値-3、攻+16、ドッジダイス-2個
2dx+10@7
nd10+16

メジャー：ディオス☩ボルテクス　《コンセントレイト》Lv2+《降魔の雷》Lv3+《雷鳴の申し子》Lv1　侵蝕値+11、攻+12+(最大HP-現在HP）、メインプロセス終了時にHP0、ドッジダイス-2個、シナリオ1回
2dx+10@8
nd10+12+n

メジャー：ディオス☩ボルテクス(100↑)　《コンセントレイト》Lv3+《降魔の雷》Lv4+《雷鳴の申し子》Lv2　侵蝕値+11、攻+16+(最大HP-現在HP）、メインプロセス終了時にHP0、ドッジダイス-2個、シナリオ2回
2dx+10@7
nd10+16+n

メジャー：ディオス☩ホライゾン・ボルテクス(100↑)　《コンセントレイト》Lv3+《降魔の雷》Lv4+《雷鳴の申し子》Lv2+《フラッシングプラズマ》Lv2　侵蝕値+15、判定ダイス-3個、攻+16+(最大HP-現在HP）、メインプロセス終了時にHP0、ドッジダイス-2個、対象シーン(選択)、射程視界、シナリオ1回
-1dx+10@7
nd10+16+n

xx航空xx便墜落事故

15年前に発生したxx航空の旅客機の墜落事故
突如空中で機体が損壊し、制御を失ったままxx山へ墜落し大破
乗員乗客40x名が死亡する大惨事となった

事故後の調査によって、機体自体に問題は認められず
何らかの外的要因によって機体にトラブルが発生、航行に必要な機能が喪失した結果発生したものであると
事故調査委員会は結論を出している

しかしながら、当時現場で救助に当たった消防隊員の証言の中に
“まるで主翼が何か巨大な爪で引き裂かれたように歪んでいた”
“犠牲者の死体が突然動き出した”等といった奇妙な物が見られたり
未だに搭乗していた少年一人が発見されず行方不明となっている等、不可解な点が散見されている

レネゲイドビーイングの山里“まほろば”

あの地獄の中、一人生き残った少年は、人の理を越えた存在“オーヴァード”へと覚醒するに至った
だがその傷はレネゲイドの力を以てしても深く彼に刻み込まれ
放っておけば長くはもたなかった
そんな彼を救ったのは、彼に宿った異形の力と同じ能力を持つ者達だった
後に“レネゲイドビーイング”と呼ばれる事となるその者達は、少年を自分達の集落へと連れ帰り介抱した
その甲斐あって少年は再び目を覚ます、しかし彼は自らの記憶を失っていた
自分が何者であるか、この世界とは一体何なのかを
そんな少年に、その山里“まほろば”の者達は慈愛を以て接し育てていった

少年は里の者達から様々な事を学んだ
自らの身に宿ることになった力について、里に住まう者達について、そして人間について
少年をこのまま人間の世界に帰すのは簡単だ
しかし、少年が持つ異能の力は彼を人の世界から孤立させるには十分だ
それを危惧した里の者達は、彼をまほろばで育て
少年が自らの力で生きる道を探す事が出来るようになった時、彼を人の世界に帰そうとそう決めたのだった

与えられた名

“クオリア”それは自らの名すら失った少年に与えられた名前だった
少年と、里の者達は、|人間“オーヴァード”と、レネゲイドビーイング
同じレネゲイドを身に宿しながらも、明確に異なる存在同士だ
それでも、お互いが歩み寄り、心を通わようとするのならば
違う種族であっても、同じ世界を見る事が出来るのではないか
そんな願いと希望を込めて、人それぞれが持つ“感じ”を現わす言葉であるそれを彼に与えたのだった

再びの喪失

まほろばの里の者達に囲まれ、穏やかな時間を過ごし、成長していったクオリア
欠けたモノを取り戻そうとするかのように、彼は様々な知識を身に着けていった
だが、そんな日々は突然に終わりを告げる
クオリアは、その時の事を多くは語ろうとしない
しかしあの日、まほろばは人間の襲撃者によって蹂躙され
彼にとって育ての親であり、かけがえのない存在だった“雪”を喪うこととなった
生き延びたクオリアにとって、それは深い心の傷となり
彼の心に大きな影を落とすことになる

クオリディア

人間とレネゲイドビーイング、決定的に異なる２つの種族ではあれど
自身が、雪やまほろばの里の者達に救われ、希望と共に育まれた事で
その共存を、共に同じ世界を歩んでいける事を信じていたクオリアだったが
自分と同じ人間が、レネゲイドビーイング達の命を奪っていくのを目の当たりにし
人間という存在に絶望し、人間を激しく憎悪するようになる

やはり、人間とレネゲイドビーイングがお互いを理解し合うことなど出来はしないのだと
それぞれが見る世界は同じではない、共に歩むことなど叶わないのだと
レネゲイドビーイングの中で育てられながらも、しかし人間である自らの存在にクオリアは苦悩し
その果てに彼は、大切な者達から与えられた名を捨てた
虚構と絶望に満ちたこの世界から抜け出すために
いつか教えてもらった、人間の哲学者が説いた学説の名を加えて
“クオリディア”それが彼が新たに掲げた名だった

｜呪詛穿つ神砲《カディンギル》

クオリディアの二つ名であり任務時におけるコードネーム
レネゲイドによって生み出された膨大な雷を操り、それを収束し一気に撃ち放つという戦闘スタイルから
かつての神話で語られた、混迷の世界から人々を解放するための神の如き力を持つ巨砲の名を取って
｜呪詛穿つ神砲《カディンギル》と呼ばれることとなった

ゼノスとの邂逅

まほろばを去った後、行く当てもなく世界を彷徨っていたクオリディアだったが
そんな彼に、再び手を差し伸べる存在があった
一見、幼い少女のように見えた彼女は、しかし彼女を纏うその気配は、人ならざるもののソレだった
“プランナー”都築京香
少数のレネゲイドビーイングで構成された組織“ゼノス”のリーダーである彼女は
レネゲイドビーイングに育てられたクオリディアを“人とレネゲイドの境界に立つ者”と言い
より深く、レネゲイドについて知りたくはないかと、そう問いかけた

思えば、それは悪魔の囁きだったのかもしれない
しかし、クオリディアは知りたかった
なぜ、自分だけが生き残り、レネゲイドを身に宿しオーヴァードとなったのか
なぜ、自分だけが死に損ない、大切な者達の命が奪われることになったのか
憎しみは、悔悟は、絶望は、クオリアを突き動かし、そして選択する

ヒトとの決別、レネゲイドの進化を掲げるゼノスに身を投じることを
都築京香という少女は、この既に変貌ってしまった世界の中心にいる
ならば、その行く末を間近で見届けるために、今は彼女に付き従おう

たった一つの願い、大切なモノ達と再び出会うための旅路を終わらせるために