容姿・経歴・その他メモ

記憶喪失の少女。目が覚めると、体がフツーの人じゃなくなっていた。
様々な人物（人以外も含む）との出会いを経て、UGN支部であるとある神社に転がり込んだ。その後、生家に返されたものの、周囲とそりが合わず出奔。現在はくだんの神社で、巫女のバイトをして日々を食いつないでいる。
いわく、「君は某著名人の娘だ」とか、「唯一の生き残りである君は幸運だ」とか、いろいろなことを言われるけれど、知りたいことはそんなことじゃない。自分のこと……出自や経歴などではない、わたし自身の性格についてだ。アイデンティティの喪失というものは、思った以上に堪えるものであると、わたしは知っている。身の振り方をただ流れに任せているというのは、どうにも気に食わない。母親を名乗る女性はあきらかに何か隠しているし、友人を自称する者たちの態度もどこかよそよそしい。自分の部屋はきれいに片付けられており、これ以上得られるものはないと確信した時には、荷物をまとめて家を出ていた。あの場所を俯瞰するために。第二の家で新しい自分を見つけるために。そして、いずれ向き合うはずの過去に備えるために。
自分のルーツを探る中で、「残されたものから過去を導く」という作業を日常的にこなしていたため、ある種の情報収集スキルと、プロファイリング能力に長けている。「それって探偵じゃない？」とよく言われるが、自分自身のこと以外には興味がないため、野暮なことには首を突っ込まない主義。それはそれとして、受けた恩は返さなければならないと考えているので、やはり奇怪な事件に首を突っ込むこととなる。

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