容姿・経歴・その他メモ

元マネキンのレネゲイドビーイング。見た目は中性的かつ端正な顔立ちをした10代半ばから後半の美少年(※性別無し)。浮世離れした容姿に反し、性格は程よく傲慢で繊細、そして夢見がちな、典型的なティーンエイジャー。生意気だが無邪気なためUGN職員からは可愛がられている。というより、甘やかされている節がある。
元マネキンという出自の所為か、無類のファッションオタクで「ファッションは魂を映す」が信条。それ故他者の服装が「(その人の魂・人格に照らして)似合っていない」と感じると残念に思い、ついつい小言を言ってしまう。並行して自分磨きにも余念がないが、その拘りようはやや病的な域にまで達している。
洋裁道具に限り、あらゆるモノを創造出来る。能力の制約上、メインウェポンは巨大な裁ち鋏。一見戦闘向きの能力では無いように思えるが、リボンで対象を拘束したり、遠方の敵には針を飛ばしたり等、意外と応用が効く。
彼のコンプレックスは「人外であること」。彼のヒューマンズネイバーの効果はあくまで外見上の擬態に限定されており、身体の構成成分は強化プラスチックである。当然、内臓を初めとした一切の身体組織や代謝は備わっていない。有り体に言えば食事も摂れないし、血も汗も涙も流れない。また、負傷時は擬態が解け本来の姿(球体関節等)が露わになるが、本人はその姿を何よりも醜いと思い込んでいる。そのため、彼の目下の願いは人間になることである。

彼の身体について（補足）
・その身体はマネキンというよりもドールに近い
・彼のエネルギー源である祈りの造花は頭部に寄生しているため、極端な話首を切られても生還可能。むしろその状態でも喋れる。
・侵食率が100%を超えると(食い時と判断した)祈りの造花が眼孔から生えてくる(薔薇のような形状)
・頭部から切り離された四肢はさすがに動かせない。
・自己修復機能は備わっていない。些細な傷ならば瞬間接着剤で応急処置可能だが、破損してしまった場合は基本的にパーツの交換が必要。
・逆に完膚なきまでに破壊された場合は祈りの造花が直してくれる（リザレクト）

履歴

「そもそも人型ならなんでも契約対象だなんて誰が予測できたんだ」
—ある研究員　事件当日深夜　4軒目の居酒屋にて—

絶体絶命の少女の前に現れて契約を結び、後に破滅をもたらす凶悪な遺産、通称『祈りの造花』。UGNはその危険性を鑑みて遺産の封印を決定。手始めにその最後の宿主となるはずだった少女と協力関係を結び、彼女の死後、残された遺産を確保。その後予め用意したあらゆる次元から隔絶された保管庫に遺産を運び込むことに成功した。ここまでの計画は恐ろしいほど順調に進んだ。
だが、ネックレス状になった遺産を保管庫のマネキンにかけた途端、突如そのマネキンは人間の姿に変態し、あまつさえ稼働し始めた。自らの窮地を悟った遺産はマネキンに意思を持たせ、「自由に動き回りたい」という願いと引き換えにその身体に寄生したのだった。予期せぬレネゲイドビーイングの誕生である。なお、この顛末を見届けたある研究員は祈りの造花のあまりの節操の無さに絶句したと言う。
その後、当事者である元マネキン自体には反社会的意思が宿っていないことが認められ、教育の後エージェントとして雇用されることになった。現在の彼は一応UGNの監視を受けつつも、与えられた生を謳歌している。
レネビのため性自認という概念がない。口調は男性的だが素体のマネキンは(一応)女性型。

出身地：UGNの保管庫

家族構成:職員のみんな

趣味：ファッション雑誌のチェック、服の製作

好きな食べ物：食べる機能が備わっていない
嫌いな食べ物：食べる機能が備わっていない

好きなこと（もの）：ファッションに関わる全て。UGN職員。

苦手なこと（もの）：「ブス」「不細工」「ガリ」等の言葉。身体を見られること、触られること。自分の本来の姿。

ストレス：自然な血色感が出せないこと(メイク研究中)。
隠し事:体重

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