ある日の夜、彼が町中を歩いているとトラックの運転手が人身事故を起こした。救急車を呼んだ後すぐに彼が駆け寄り被害者の容態を見ると怪我は軽く命に別状はないようだった。トラックの運転手は運転席から出てこない。不思議に思い運転席に近寄ると運転手は眠っていた。居眠り運転によって起こった事故のようだった。この男は人を殺しかけておいて悠々と眠っていやがる。新野には怒りがこみ上げつい男の肩を殴った。そうしていると救急車が到着し彼らを運んでいった。その後気になって病院にいくと医者と看護師の会話を聞いた。
「あの人働きすぎですよ。今回の事故は働きすぎによる過労で眠ってしまったようですね。」
「そうだな。トラック運転手も大変なんだろうな。」
この会話を聞いた彼は後悔した。罪を犯した人は無条件で完全に悪いと勘違いしてしまっていた。また、同時に怖くなった。もし自分が攻撃的な能力を持っていたら運転手を殺してしまっていたかもしれないと思った。彼はこの後悔と恐怖を受け入れ自分ののような過ちをする子がいたら正せるような人間でいようと考えるようになった。

彼にとって父は尊敬できる人だった。忙しいながら自分と遊んでくれたりときには相談に乗ってくれたりして自分をよく見てくれていると感じさせてくれていた。仕事もよくでき優秀な人だった。非の打ち所がなく嫉妬するほどだった。今でも彼は父を尊敬しており彼が自分にしてくれたように人をしっかり見てあげられる余裕のある人間になりたいと考えている。

彼はこのコードネームにふさわしい人間と支部になろう（しよう）と考えている。
誰もが過ごしやすく休憩でき、もし誰かが助けを欲せばすぐに助けてあげられるようなそんな理想郷。
それはどんな人でも対象である。たとえそれが運命を狂わされ悪事に手を染めた子供だったとしても。

変更点
Dロイスの追加　要の陣形、導きの花のレベル下げ　新規エフェクト　力の法則取得