20年前のレネゲイド解放時、中東に家族旅行をしていたことにより感染・発症。
　三歳年下の弟を含む自分以外の家族は全員ジャーム化したため己の手で殺害している。

　日本帰国後、護人会の接触を受け所属を決める。
　珍しい指揮官・交渉・事務を担当できる能力者だったため重宝されていたよう。
　霧谷雄吾は当時からの後輩のため、日本支部長になった今でも呼び捨てで呼ぶ仲。

　当時は相棒とコンビを組んでおり、“表裏一体”とも称される連携であらゆる作戦を成功に導いてきた。
　しかし十年前、その相棒は単独でジャームの大群に遭遇、無辜の人々を守るため奮戦した結果死亡。
　当人は直後“賢者の石”を宿した子供を引き取り最前線を退く。
　とはいえ必要な作戦には手を貸していたよう。

　その子供の世話を理由に支部長就任を断っていた、また霧谷も相棒の死によるダメージを知っていたため強く出られずいたが、昨今の情勢を受けようやく就任。
　ひとつの支部を預かる者として「大人」の立ち居振る舞いを見せる。