●父に忠義を誓う犬

縁もゆかりもない赤ん坊を拾ってくれたこと。拾った赤ん坊を育てたくれたこと。育てた子を愛してくれたこと。
子どもが当たり前のように与えられる愛を捨て子の自分にも与えてくれたこと。その事に強い恩義を感じている少年。
その恩を返すためなら自分はなんだって出来るのに、家族に子ども扱いされることが悔しくて早く大人になりたかったと願っていた。

おおまかな経歴と本人のコメント

0歳【タオルに少しのお金を包んで六道会の事務所前に捨てられる。その後、六道宇陀に育てられることになる】
「タオルにマジックペンで『いぬいち』って書かれててな、それで俺の名前が決まったんだ。変な名前だけど、犬は嫌いじゃない」

7歳【自分の出生や育ちが普通ではないことを小学校に入学した後に知った。同級生に六道会の皆のことを馬鹿にされたことが許せなくて殴り合いの喧嘩になる。】
「あんときはオヤジにこっぴどく怒られたよ。『自分達のことでカタギと揉めるんじゃねえ』ってな。でもその日の夕飯は俺の好物ばっかりが出てきてさ、舎弟頭に『俺たちのことで怒ってくれたんだってな。ありがとよいぬいち』って言われたんだ。」

13歳【自分の立場がひどく窮屈に感じ、中学校を休むことが多くなる。】
「早く皆のために、六道会ために役に立ちたいのにガキのままの自分が嫌でよ。学校にいかなけりゃ大人になれた気がしたんだ。…勉強だけはしたぜ。俺の頭が悪いせいで皆がバカにされるのはごめんだったからな」

15歳【六道会事務所の最寄りの高校に進学。最短で卒業するために授業には真面目に出ており、教師にあやをつけられないように努めている。高校の偏差値は低め】
「部活はやらねー。委員会もやる気がねえ。学びたいことがあるなら大学に行くか、自力で学ぶから偏差値も関係ねえ。雑用でもなんでもいいから六道会の皆と一緒に居たかったつーか…。そんな感じだ。」

17歳【突如現れたレインコートの男は、君の目の前で全てを奪い、そして君の胸を穿いた。】
「……お前が誰だろうと、必ず復讐してやる。」

性格面

一人称:俺、自分　目上の人間に対しては1人称：自分を使うようにしているが学生故の経験値の低さからボロがでがち
二人称:～さんor呼び捨て　一人称と同様目上の人間は敬おうとしている。
好きな物:オヤジ(六道宇陀)。からあげ。肉全般
嫌いな物：レインコートの男
性格:人間好きで忠誠心が高い犬のような性格。愛想はよく飼い主以外にも尻尾は振るが、飼い主の敵には容赦なく牙を剥く犬。
　　 家族のこと、六道会のことに触れられなければ大抵のことは穏健に済まそうとする。

データ

復讐者と災いの魔剣の一点特化で殴るスタイルのデータとした。
戦闘の理由は復讐を為すためのただそれだけ。
カバーリングエフェクトは「皆を守れる力が欲しかった」という、いぬいち自身の想いから顕現した。

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