容姿・経歴・その他メモ

森の奥の洋館で暮らす、『お嬢様』と呼ばれる少女。
生まれたときからオーヴァード。故に自分が人間を超越した存在であることを知らない。
人形は宙を舞うものだし、ほうきやカトラリーはダンスをする。それが彼女の「普通」である。
そう疑いもしないのは、捨てられた彼女を拾った者──アインスもまたオーヴァードであったから。
もっともその能力のために実の両親には捨てられたのだが、それを彼女が知る由もない。

館の主として相応しい立ち居振る舞いを教えられつつ大切に育てられたが、それに必要でない知識はあまり持っていない。
ここには館があって、アインスが居るだけ。それが世界の全て。外の世界というものにもあまり興味がない。

幼いころ、アインスの描いた絵本を見つけ“お嬢様”のことを知る。
彼に「アインスはこの子に会いたいの？」と尋ね、その時の彼の反応から「私がこの子の真似をしたらきっとアインスは喜んでくれる」と“お嬢様”に近づこうとするようになった。
今では特に“お嬢様”のことを意識しているつもりもなく、性格の一部となっている。

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