容姿・経歴・その他メモ

髪

黒

瞳

桃

肌

空気が熱い。お腹が痛い。息が上手く吸えない。視界の隅で兄が誰かに蹴られている。
世界が鈍化して見えた。今手元にあったヘアピンが、私の意思によって刃になるのが見えた。

天啓が降りた。
『私はこの理不尽に"反抗"することを赦された。』
それは希望であり、一方で越えれば戻れぬ一線。
加速する思考でそれを理解して尚、理不尽に刃を突き立てることを決めた。

咆哮が、私を戦士に昇華した。たった一人の鬨の声(バトルクライ)。
————そしてそれは、か弱い少女の悲鳴に似ている。


◇出自と経緯
粟谷天流はごく普通の少女だった。
中学校3年の冬、ジャームが引き起こしたビル火災の現場にて、犯人から兄を守るためにオーヴァードに目覚める。
犯人を倒すも、自分一人では兄を運び出せないと絶望していたところ、何故か現れた担任教師・沖本亜美子によって救出される。
混乱する天流へ担任教師は「このことは誰にも言わないでくださいね」と念押しした上で、UGNの事務所へと促した。
赴いた先で天流はレネゲイドウィルスについての説明を受け、帰される。天流の常識はここで完全に破壊された。
そして高校生になった頃、兄から買ってもらったばかりの携帯にUGNからの連絡が来る。

◇性格
表向きは冷静で職務に忠実。慣れ合いやプライベートでの関わりを嫌う。
必要であればどんな仕事も迷わず実行する、血の通ったオートマタである。
ただし、実際の所、天流は戦うことを大変怖いと思っている。痛いのも怖い。相手からの敵意も怖い。相手を傷つけるのはもっと怖い。
自分の心の弱さが周りと自分に悪影響を与えないように、不安を鉄仮面で隠している。

それでも自分が必要とされるなら。どこかの誰かが理不尽から救われるなら。
あのときの先生みたいに、キラキラと人を救うことができるなら。

本性はキモカワ系のキャラ物が大好きな恋する乙女である。あと割とチョロい。

◇シナリオ『World End Juvenile』より
UGNイリーガルとして初めて任された仕事はオーヴァードの少年少女達による組織「リベレーターズ」への潜入だった。
天流は良くないと思いつつ、そこで知り合った少女「白銀明日香」に妙な肩入れを始めてしまう。
しかし、リベレーターズのリーダー「桐生嚆矢」の狙いと、協力者であったはずの明日香への仕打ちを知り激高。
同じく協力して捜査をしていたUGN(裏切り者ジェノサイドにっぽん)のメンバーと共にリベレーターズの阻止に成功する。
現在は保護観察という名目でUGNへ戻った白銀明日香と交友関係を築いている。何故かネコも着いてた。苦労人。

◇シナリオ『Memorial Brossom』より
信楽卓巳の依頼で「シャドウナイト」の調査を始める。
そこで出会ったレネゲイドビーイングのイルゼと合流し、更にUGNの面々と桜の主を調査していたFHを調査。
自分と同じくUGNに出入りしていた同じ高校の先輩・月鳥美来の親友がFHの構成員「レインボウスネーク」だという事実を突き止め、
生きることを諦め、桜の主と同化した美香を仲間たちと撃破した。

◇シナリオ『学園葬送曲』より
高校に入学して1週間後のある日、校内に入り込んだFHエージェントの手により生徒全員がジャーム化するかもしれない危機に瀕する。
高校はUGN過激派の手により爆破されることが決定するも、同じ高校のオーヴァード達で協力し、FHエージェントを打倒。高校破壊の危機を免れる。
しかし、ジャームによって目の前で大切な友達が傷つけられる場面を目撃した天流は、心に消して浅くはない傷を負う。

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