ヤクザを国犬（くにいぬ）から守る、ヤクザ側のヒーロー。
鈍く光る！ハイパー長ドスブレード（税込み６２万円）を手に持ち、ジェットパックで飛行しながら警察や政治家。他にもヤクザと敵対する存在と日々戦っている。
ヒーロー名は「ポン刀如来」
これはヤクザ側も知らないが、ポン刀如来は世襲制であり独歩は３代目である。また、ポン刀如来初の不殺主義者。

　日本三大反社会組織「恐流繪」の三次組織「不定羅組」組長坂口省吾の息子。
しかし、本人は実父が暴力団組長であることは知らずに生活していた。確かに家は立派で、父も不在のことが多かったが、母親からは父は大企業の重役でいつも忙しいからだと言いつけられていたため、変に思わなかった。家に来る組員も全員優しく、何より父自身が自主性を重んじる性格だった為、本人には中学卒業するまで家業のことは教えず、教えた後も家業を継ぐかどうかは本人に任せるという教育方針を取った。
　結果として、独歩は真面目で正義感溢れる青年へと成長した。だがそのせいで、彼は家業について父に知らされた時に相当なショックを受けた。そして、家族を自分から遠ざけるようになってしまった。
　高校進学して、家族仲が悪くなった独歩は反発からか、家族とは話さず部屋にこもることが多くなった（学校には行くのだが）。だが、いくら彼が家族を唾棄していても、暴力団の組員であることに変わりはない。ヤクザを撲滅したい警察と、敵対組織「大往生」の手によって、独歩は誘拐されてしまう。そして、彼の身柄を確保するために不定羅組と大往生の抗争が始まった。しかし、一介の暴力団と国家権力を後ろ盾にした大往生では、結果は火を見るより明らかだった。戦いは、一週間で終結した。不定羅組は壊滅。幹部は逮捕され、父省吾は家族を殺した後自殺した（実際は、警察が全員銃殺した）。家族が全員死んだことを伝えられた独歩は深い失意に落ちた。それを見届け、遺恨を断つ為に警察が彼を殺そうとしたその刹那。２代目ポン刀如来が鉄格子を斬りつつ登場。独歩を助け出した。
　助けられ、二代目のアジトに匿われた独歩は、そこで不定羅組壊滅の真実を伝えられる。これを知った独歩は激昂。力を得る為。ポン刀如来へと弟子入りする。それ以来は初代ポン刀如来の家に居候しながら、二代目に稽古をつけてもらう毎日。その中で、ポン刀如来とはどんなヤクザでも助ける存在。社会的に悪と呼ばれる存在を守る者だからこそ、誰よりもヒーローとしての矜持を持って活動しなくてはいけない。その為に、えり好みせずにヤクザ者を助けなくてはならないと問われた。最初こそ理解できず、衝突を繰り返した独歩だが、数多もの修羅場を超えついに納得し、ヤクザを守るヤクザとなった。
　今は一人暮らしをしつつ、表向きは駄菓子屋さんを営んでいる。

一人称：俺
二人称：お前、君等
好きな食べ物：あんみつ
嫌いな食べ物：プッチンプリン
好きな事：人助け
嫌いな事：預金残高を確認すること
趣味：ぬか漬け作り

「確かに俺は悪のヒーローさ。けど、アイツらだって、人間なんだ。助けを求められたなら、たとえ悪魔でも手を差し伸べる。それが、真のヒーローなんだ。だから、俺は戦うんだよ。」

・ハイパー長ドスブレード：本当の名前は渥莱不撓（あくらいふとう）。ポン刀如来に代々受け継がれる、由緒正しき刀。
・ジェットスーツ：飛行機能がついたスーツ。ある程度の弾丸なら防ぐことが出来、短い時間なら飛行も可能。
・バトルお面：お面。屋台で買ったものに鉄板等を仕込み、割れぬよう強化している。