容姿・経歴・その他メモ

博多屋、とはルーツを博多商人に持つ商家の一族である。
が、一つの家訓とでもいうべきもののため、代々の会社というものが存在しない。
それは
『齢拾伍を超えたら各々で家を建てるべし』
というものである。
故に小学校卒業から中学の間、一定のビジネススキルと最低限身を守れるだけの何かしらを学業の傍らに叩き込まれた後、
中学卒業にあわせてそれまでの幾ばくかの給金を手元に追い出される。そのときに過去の商人にあやかった追加の名前を載せられる。
「いやまぁ時代に合うちょらんっち思うばってん、何ちなるもんちゃ」
とは本人の言。
「働くんは楽しいっちゃ。時間もエネルギーも才能もほうとるだけじゃあ一文にもならんち」
稼いでは投資に回したり遊びに使ったり。手持ちの現金は動かすのに必要な分だけあればいい。
吝嗇家ではないが、血筋か性質故か、銭金には煩い。


じゃあなぜ”サークル”なんか立ち上げたんだ？と誰かが聞いたら
「浄財の代わりっちゃ。銭金銭金してるとどっかで跳ね返るき、往生する前になぁんかやっといたがよかろ？」
にひひ、と子狸を思わせるように笑ってそう答えた。

能力は動物会話、審美眼、瞬間記憶。
「使えるんなら親の仇でも使うんが商人ちゃ」ビジネス、投資、投機。フル活用している。

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