狐、狸、猪の理由は某マルちゃんのカップ麺から。
躯椴→管狐の「くだ」から命名。身体を変形させるので"躯"を入れた
伽貉→相手に枷をつける貉だから
臥噸→牙豚を読み方はそのままに強そうな字面にしただけ

鎌倉時代後期頃から続く陰陽師一族。
代々「大鳳神社」を始めとした大小さまざまな神社をカヴァーとして裏でジャームの退治を生業としてきた。
一族がUGNと協力関係を結んでいる事もあって、大鳳の子供は幼い頃から自然とレネゲイドと触れることになる。

5年前に強力なジャームによる襲撃を受ける事件が起きた。
UGNと協力することで早急に事態を鎮圧したおかげで一般人への被害は最小限に抑えられたが、この事件で鷹祢の祖父、父を始めとした幾人もの優秀なオーヴァードが命を落としてしまう。

分家の一部過激派の手引きによるものだと発覚し、本家の権力が高まった。
これに乗じて序列第四位であった鷹祢の母が宮司となり、半ば強引に大巫女である「正鵠鳳士」に鷹祢を推薦。
年端もいかぬ少女が大巫女になるのは極めて異例であったが、彼女の手腕によって（不自然なほど）迅速に事態を収拾することが出来た点と、分家に鷹祢以上の神通力を持った者がいなかったため、不承不承ではありながらも反対の声を挙げる者はいなかった。
かくして鷹祢は突如として大巫女として11歳にしては重過ぎる地位と責任を負うこととなった。

名前は「大鳳 鶴康（おおとり・かくやす）」。
鷹祢より4つ年上の実の兄。
兼ねてより一族の堅苦しい考え方や在り方と反りが合わず、放課後は訓練をサボって遊んでいたり独断でジャームの退治を行うなどの問題行為が目立っていた。

それが災いしてか、5年前に起きた事件の際に、鶴康を疎ましく思っていた人間達によって不意を突かれて命の危機に瀕する。
が、鶴康に興味を抱いていたUGNエージェントの計らいにより死を偽装することに成功、そのまま身分を捨てて別の街へと逃げ延びた。
しかし怪我の後遺症のせいか記憶喪失に陥ってしまっており、ボンヤリと妹がいた事しか覚えていない。

父も含めて表面上は任務中に亡くなったことにされているため、鷹祢も当然真実は知らない。
鷹祢と違い、才能溢れる鶴康はウロボロス因子を有しているため、より強力で幅広い式神を使役することができる。
そんな彼は今日も別の街でイリーガルかエージェントとしてUGNの仕事を手伝っているだろう。