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…記憶にロックがかかっている。

・今日はバイト(本当はUGN関係だけど…)なので、失敬するよ。いや～、ほんとごめんね～この埋め合わせは、後でするから～精神的に、ね？んじゃ、よろしくぅ！
・ほろほろあろはー。…うん、この挨拶はダメだ。やめよう。
・ほらほら、あ～んしてごらん？食べさせてあげましょう。もう～照れるなよぉ～
・コスプレ人生、我が人生。てへっ、なんちゃって♪
・コスって言うのはさ……生き様なんだよね。

小学校の頃、私はひどい怪我を負って病院に運ばれた。なぜそのような状況になったのか思い出せない。気がついたら私は病院にいた。見つけた人によるとひどい重症を負っていたらしい。思い出そうとすると、心が痛い。
私の手には、赤いバラの造花が握られていた。とても綺麗で、どこか不気味な赤いバラ。このバラは失くしてはならない、大事なバラだと直感的に感じた。

そんな私の元にUGNと名乗る人達がやってきた。いわく私はオーヴァードというのに覚醒したらしい。そしてこのバラは遺産と呼ばれるアイテムのような存在で、防御力のある様々な衣装にチェンジできるらしい。
まるで私が思い描いた魔法少女のような能力とアイテム…私はこの力を使い、人々を救う道を選んだ。それが今の私ならできるのだから…。

病室の窓から私はただ見つめる、未来を想いながら──。