“crushed eyes”長篠 玲
プレイヤー:エール
「穏便に済ませてあまり面倒事に巻き込まれたくはないのですが………仕方ないですね……覚悟して下さい」
- 年齢
- 22
- 性別
- 男
- 星座
- 天秤座
- 身長
- 178
- 体重
- 血液型
- A型
- ワークス
- UGNエージェントB
- カヴァー
- 大学生
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- ブラム=ストーカー
- ハヌマーン
- HP最大値
- 26
- 常備化ポイント
- 10
- 財産ポイント
- 0
- 行動値
- +6=16
- 戦闘移動
- 21
- 全力移動
- 42
経験点
- 消費
- +4
- 未使用
- 0
ライフパス
出自 | ||
---|---|---|
疎まれた子 | ||
経験 | ||
死と再生 | ||
邂逅 | ||
ビジネス | ||
覚醒 | 侵蝕値 | |
死 | 18 | |
衝動 | 侵蝕値 | |
破壊 | 16 | |
侵蝕率基本値 | 34 |
能力値
肉体 | 2 | 感覚 | 4 | 精神 | 2 | 社会 | 1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
シンドローム | 1+1 | シンドローム | 2+1 | シンドローム | 1+1 | シンドローム | 0+1 |
ワークス | ワークス | 1 | ワークス | ワークス | |||
成長 | 成長 | 成長 | 0 | 成長 | |||
その他修正 | その他修正 | その他修正 | 0 | その他修正 | 0 | ||
白兵 | 射撃 | 1 | RC | 1 | 交渉 | ||
回避 | 1 | 知覚 | 1 | 意志 | 調達 | 4 | |
情報:UGN | 3 |
ロイス
関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
親友 | 宵町ヒバナ | 友情 | / | 隔意 | |||
友人 | /PC1 | 庇護 | / | 嫉妬 | |||
D | 戦闘用人格 | ― | 100%越えるとダイス+5攻撃力+5ただし、バックトラックのダイス-1 | ||||
― | |||||||
― | |||||||
― | |||||||
― |
エフェクト
種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
コンセントレイト:ハヌマーン | 2 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | ― | 2 | ― | |
C値-LV(下限7) | |||||||||
音速攻撃 | 1 | メジャーアクション | 〈白兵〉〈射撃〉 | 対決 | ― | 武器 | 2 | ― | |
組み合わせた攻撃のダイスを+LV個 | |||||||||
赫き弾 | 3 | メジャーアクション | 〈射撃〉 | 対決 | ― | 武器 | 2 | ― | |
攻撃力+LV*2 HP-2 | |||||||||
血の宴 | 1 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | 範囲(選択) | ― | 3 | ― | |
組み合わせた攻撃の対象を範囲〈選択〉に変更。 シナリオLV回 | |||||||||
ブラッドバーン | 3 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | ― | ― | 4 | 80% | |
組み合わせた攻撃の攻撃力を+LV*4 HP-5 | |||||||||
先手必勝 | 2 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
行動値+LV*3 | |||||||||
ブラッドリーディング | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 至近 | ― | ― | |
血や血液(涙など)から、その主の情報を読み取るエフェクト。性別、年齢、その時抱いていた感情などを看破することができる。 | |||||||||
七色の声 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
音を操り、自らの声を別人の声に変えるエフェクト。貴方は任意の声を持つことができる。ただし外見は変わらない。 |
コンボ
- 組み合わせ
- コンセントレイト・音速攻撃・赫き弾
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 射撃
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 武器
- 侵蝕値
- 6
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 4+1
- 8
- 1
- 14
- 100%以上
- 4+7
- 7
- 1
- 16
- 4+1
HP-2
- 組み合わせ
- コンセントレイト・音速攻撃・赫き弾・ブラッドバーン・血の宴
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 射撃
- 難易度
- 対決
- 対象
- 範囲(選択)
- 射程
- 武器
- 侵蝕値
- 13
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 80%以上100%未満
- 4+1
- 8
- 1
- 26
- 100%以上
- 4+7
- 7
- 1
- 32
- 4+1
HP-7
- 組み合わせ
- コンセントレイト・音速攻撃・赫き弾・ブラッドバーン
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 射撃
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 武器
- 侵蝕値
- 10
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 80%以上100%未満
- 4+1
- 8
- 1
- 26
- 100%以上
- 4+7
- 7
- 1
- 32
- 4+1
HP-7
武器 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 命中 | 攻撃力 | ガード 値 | 射程 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ボルトアクションライフル | 10 | 射撃 | 〈射撃〉 | 0 | 8 | 200 | マイナーアクションで使用すればそのメインプロセスの間この武器の射撃攻撃の命中判定の達成値+5 同エンゲージのキャラクター選択不可 |
経験点計算
能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用/合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 10 | 124 | 0 | 0 | 134 | 0/134 |
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
一人称「私」。いつも左目を隠す為にサングラスを掛けめんどくさそうに行動する。髪が長く体型も中性的なので性別はよくわからない。左目は潰れているため縫われていて閉じられており、多くの箇所に縫い目が残る。
過去に事故によって大けがをし、左目が潰れてしまった上に損傷がひどく一時は助からないと誰もが思っていたが、オーヴァードとして目覚めたお陰か生きている。多くの皮膚移植手術を行ったため顔にも手術による縫い目が残る。また、移植手術であった為、縫い目以降の皮膚の色が微妙に違っていたり………
バックストーリー
玲はどこにでもいるような普通の人間だった。普通の家庭に生まれ、何事もなく普通に人生を送れるはずだった。弟が生まれるまでは。弟が生まれれば、両親の愛情の方向はすべて弟に向いてしまった。幼い玲は一生懸命に主張した。『ボクを見て!ボクはここにいるよ!』でも、誰も見ようともしない。ただそこにいるオブジェクト扱い。中学までは義務教育の為行かされていたいたが、部活の類には入部させてもらえず、高校も行かせない気でいるらしい。だから、バイト。バイト。バイト。そして高校に自分のお金で入学することはできた。だが、少しづつ、少しづつ、こんな人間の為に何かをすることが馬鹿らしくなった。努力なんて、活力なんて、自分の生活には一切必要のないことだ。面倒なことなんてしたくない。だから、バイトを辞めた。高校卒業までに両親の通帳がどこにあるかを把握し、行動を観察。そして両親がいない隙に盗み、金を奪った。通帳を見てみれば、おもしろいことに生活に見合わない程の金が入っていた。これは、やってるな。なら、多少奪っても何もできないだろう。玲は、奪った金で大学に行くことになった。すべての引き落とし先を元親の通帳にして。
大学に入学してすぐの頃、弟含む家族が全員、船の事故で亡くなったという知らせを受けた。どうやら、家族で客船に乗って優雅に旅行に行っていたみたいだ。葬式?そんなものは面倒だ。それにそんなことをする金なんてない。だからとっとと火葬してくれ。もう顔も見たくない。そもそも家に帰ること自体面倒だ。そう言って遺産だけ受け取ってすべての後始末を投げた。自分のことを人とも思っていないような人間のことをどうして考えてやらねばならんのだ。
そんなんだから、誰とも仲良くなれない。仲良くなる気すらしない。人との付き合いなんて、後で面倒ごとになるだけだ。髪も伸びてしまった。切るのも面倒だ。食事?作るのが面倒だ。人付き合い?色々考えなきゃいけないから面倒だ。すべてが面倒になりかけている。いや、なりかけていた。
そんなある日、ヒバナと出会った。その出会いは最初はものすごく面倒だった。どうしてこんなことになってしまったのだろうか。寄りにもよってこんなに面倒そうな性格の女と。だが、いくら無視をしても話しかけ続ける彼女に、今まで出会ってきた人間とは違う何かを感じた。だから、少しだけ、少しだけ話してもいいと思った。仲良くなってしばらくたった夏のある日、「ねねー、今度の花火大会見に行かない?ついでに私の友達を紹介したいし!ダメ?」『……………いいよ。』「え!ホント!やったぁ!その子ね!名前(PC1)っていうんだけどね!大切な人なんだ!」『そっか。そんなところに私みたいな部外者がいていいのか?邪魔になるだろう。』「ううん。そんなことないよ!それに、(PC1)にも玲のこと、教えてあげたいし!!」嗚呼、私はなんていい友人を得たのだろうか。幸せ者だな。
花火大会の日、初めて(PC1)と出会った。私は二人が幸せになることを心から願った。こんなにも最悪な人間の私だが、素晴らしい友人の幸せくらい願ってもいいじゃないか。「来年も花火見れると良いね」嬉しそうにヒバナが言った時の顔が忘れられない。きっと来年も、この幸せな空間で二人を見ることができるだろう。
その年の秋、いつも通りに大学へ向かっていたある日、玲は事故に合った。轢き逃げだ。横断歩道を一人歩いていた玲を一台のトラックが跳ね飛ばした。轢いた人間は「見えなかった。気づいてブレーキを踏んだ時には………」と供述していたが、速度はとてもじゃないが人間を轢く直前にブレーキを踏んだとは思えないくらい早かった。現場にブレーキ痕もない。玲の左側からぶつかった衝撃で左目が破裂。皮膚の何ヶ所も急激な伸縮に堪え切れずにちぎれ、辺りは騒然。地面に叩きつけられ何本もの骨が粉砕。内臓にも深く折れた骨が突き刺さり、出血が止まらない。今まで感じたことのない痛み。吐血。痛い、痛い、痛い、痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い 何故?何故こんな目に?許さないユルサナイ許さないユルサナイ許さないユルサナイ許さないユルサナイ すべて壊してしてしまえば、こんなことなかったことになる。そうだ、壊してしまおう壊れてしまえ。
そこからの記憶は曖昧だ。何か力のようなものが沸き上がる感覚。自身の流れ出た血液ですら今も尚脈動しているという確証。オーヴァードとして覚醒し、暴走しかけたとき、玲の脳裏に浮かんだのは二人の姿。そう、ヒバナと(PC1)だ。その姿を見たとき、彼は、、、
『もし、もしこれが誰かの幸せを願った代償なら、私は受け入れられる。私の代わりに二人が幸せになれるのなら………なれるの………なら…………』
玲は腕を上げる。骨が完全に折れた腕は本来ならば真っすぐ上がるはずがない。だが、上がっていた。そこで、玲の意識が切れる。まるで何かを願うかのように、と周囲の人間は言った。
数週間後、玲は目を覚ます。目覚めたとき、視界がいつもより狭いことに気が付く。あれ?どうして?左目の辺りを触ってみると、何も巻かれてはいなかった。しかし、代わりに左目が縫合され閉ざされていた。そして、あるはずの左目の感触が無い。そこはぽっかりと空いた穴だった。看護師がドアを開ける。悲鳴にも近い声を上げ、「な、長篠さんが、目、目を覚ましました!!!」そう言って病室を飛び出していった。嗚呼、死ねなかったのか。そう思っていたところにヒバナが入ってくる。かなり驚いていたが泣きながら喜んでいた。嬉しかった。こんな友人を持てたことを誇りに思う。その後担当医師が部屋に訪れ、いろいろと事情を教えてくれた。どうやら、轢かれた衝撃で起こった損傷がかなり多く、皮膚の移植手術を身内がいなかったので命を助ける為に無断で行ったこと。かなりの臓器が傷ついていたため、今自分が起きて普通に会話をしているのが奇跡に近いこと、左目は完全に破裂してしまい雑菌の繁殖を防ぐために縫合したこと。すべて聞いた。そして、すべて受け入れた。本来は二人の未来を見ることができなかった命、奇跡的に助かったのなら、2人の為にささげよう、と。
しかし、一つ疑問が残った。あの時に感じたあの力は一体何だったのか。そして、今自分の身に起こっている血液を操れるこの力は一体……………うかつに使って二人を傷つけるようなことがあってはいけない。そう思って復学してからは少し距離をおくことにしよう。それから、玲はヒバナと(PC1)に対して距離をおくようになった。他の人間とは全く関係を持っていなかった為、2人にさえ距離を取っておけばきっと大丈夫と思っていた。ヒバナに出会う前の彼なら、きっと面倒だからどっちでもいいと、そう思っていた。だが、ヒバナに出会ってから彼の考えが変わっていたのだろう。しかし、ヒバナはお構いなしに話しかけてくる。だから告白した。自分なんかと関わっていたら危ないと。だが、ヒバナも自分と同じ力を持った人間であることを教えてくれた。それからは、ヒバナが所属しているUGNという組織に入り、よく二人で任務に向かうことが多くなった。
ヒバナとの関係性
ヒバナとは事故前に大学で知り合い、いつも一緒にいる仲になった。キッカケは、ヒバナが家の鍵を落としたとき、それを拾ったのが玲だった。ある日ふと道を歩いていたら鍵が落ちていた。見た所家の鍵らしくきっと落とした人間はかなり不用心であったのだろう。いつもの玲なら『面倒くさくなりそうなことには関わらない』主義のため交番に届けるようなことはしない。だが、この日は違った。何を思ったのかその鍵を近くの交番に届けたのだ。交番にて手続きをしていると、交番の中に一人の女性が駆け込んでくる。「す、すみませぇ~ん!!鍵落としたんですけど届いてないですか………って、え!?もしかして、今届けられたかんじですか!?え~!ありがとうございます!!!家に入ろうと思ったら鍵が無くて焦ってたんですよ~!!!ありがとうございます!見知らぬ方ですが、その親切心に感謝です!」玲も何が何だかわからぬまま、事がどんどん進んでいく。そして急いでいたのかそのまま交番を飛び出していった。まぁ、面倒な手続きが減ったからいいか。そう思ってその日は帰宅した。次の日、いつも通りに大学に向かえば、大学構内で「あー!!!!」と大きな声がかけられる。見れば、昨日見た鍵を落とした不用心だった。「貴方、昨日の!!!あ、昨日はありがとうございました!!!その………昨日は色々焦っていて感謝も言わずに出て行ってしまって………でもまさかこんなところで出会えるなんて!!!運命ですよ!!私、宵町ヒバナって言います!貴方は?」『え、あ、長篠………玲です………』勢いに負けて名乗ってしまった。これは面倒になる予感。後悔したが遅かった。「へぇ~!玲っていうんだ!きっとこれも何かの縁だから、これからよろしくね!!」案の定面倒になってしまった。
これが二人の出会い。大分ありふれたもの(?)であり、玲としてもとても嫌な出会い方ではあったが、そこから話していくうちにそれでも今まで一緒に生きてきたかのように仲がよくなった。趣味も考え方も違った二人だが、だからこそお互いの足りないところを補い合うかのように息ピッタリ。毎日がとても楽しい。玲が事故に合った時も一番に病院に来てくれて、退院まで毎日ずっと通い続けてくれた。
玲が目覚めたとき、ベッドのサイドテーブルにはお見舞いの品が溢れんばかりに置かれていた。周りにお見舞いに来てくれてこんなに色々持ってくる人など一人しかいない。そう思っていれば、病室のドアがガラガラと音を立てて開き、ヒバナの姿が見える。目が合う。しばらくの沈黙。どうやら玲が目覚めたことに頭が追い付いていないようだった。『あ、あぁ、おはよう。』そう気まずそうに声をかけると、ヒバナが飛んでくる。「れいぃぃぃぃぃぃぃ!!!よかったよぉぉぉぉおぉぉぉぉ!!!!;;」めちゃくちゃ泣かれた。傷が痛んだ。周りの看護師さんもどうしようもなくてあたふたしてた。でも、それが幸せだった。左目は潰れて、たくさんの傷もできて、かなり辛かったけど、友人が自分が生きていることを泣くほど喜んでくれていることがとても嬉しかった。そして、ヒバナと親友になれたことがとても幸せであることを実感した。親友になれてよかった。
退院し、大学に復学してからも、その姿から周りから好奇の目を向けられていたが、ヒバナだけは違った。玲はそんな彼女がとても大切だ。だが、自分にもよくわからない友人を傷つけかねない力を手に入れてしまって、少しヒバナと距離をおくようになった。だって、大事な友人を傷つけたくないから。でも、ヒバナは今まで通り接してくれる。だからある日自身がオーヴァードであることを伝えた。『私はこんなんだから………ヒバナを傷つけたくないから!こんな化け物になった私なんかよりもっといい友人が、(PC1)がいるから!離れてくれ…………私はヒバナを傷つけたくない……………お前の為なんだ。』その回答は、ビンタだった。ビックリしてヒバナの顔を見る。「何言ってんの。大丈夫。だって、私もオーヴァードだから。玲と同じ。だから、大丈夫。それに、力の扱い方も、モノによっては人を救う力になる。私はそんなことができるところで働いてるの。一緒にそこでがんばろ?」その顔は、とてもやさしく、明るく、自分を照らしてくれる光だった。気づけば、涙が右目から流れていた。事故に合って左目を失ったときも出なかった涙が。肉親が死んだときにも出なかった涙が。
それからというもの、よくヒバナとともに任務に向かうことが多い。ある時疑問に思ったことを聞いてみたことがある。『何故こんな傷だらけで正体もよくわからない私と一緒にいてくれるんだ?』「そんなの決まってんじゃん!”友達だから”だよ!」その答えは質問に対しては少し的外れな答えだったかもしれない。でも、玲にとってはその言葉が一番求めていたものかもしれない。
もう一人の人格について
自分に力が芽生えてからというもの、怒りや悲しみ、強い憎しみに感情を支配されたとき、彼の中にいるもう一人の彼が目を覚ます。その人格は、本体の人格とは違って頭の中には「破壊」の二文字しかない。口調も普段の温厚な彼ではなく凶暴で口調も変わってしまう。下手をすれば敵味方関係なくすべてを破壊しかねない。主人格はこの時の記憶は保持していないが、感覚として自分の中に自分も知らないもう一人がいることはなんとなく自覚している。また、それは玲が人でなくなりそうなとき(侵蝕率100%越え)も同様だ。だから彼はなるべく感情を抑えるようにしている。人格が変わった後、元の人格に戻るタイミングは、「強い感情を与えた対象の消滅」もしくは「親しい人間の呼びかけ」、「本人の戻りたいという強い意志」である。もしこれが無ければ彼は永遠に元の人格を取り戻すことはないだろう。
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
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