元々はレネゲイドやオーヴァードと無縁な某会社社長のご子息だが、次代社長の座をめぐった社内の権力争いに巻き込まれて当時有力候補者のひとりと密かにつながっていたFHの某セルに拉致されたことから、彼の日常が大きく変わった。
幸か不幸かレネゲイド適性多少あるということで殺されることは免れたが、被検体として過酷な実験が強いられ、心身ともに酷い仕打ちを受けられる。
ある日、施設はFH別セルの襲撃を受けて壊滅、偶然に生き残った彼だったが、彼の前に現れたコードウェル博士から「この施設を壊滅させたのはただ私の都合だったが、キミが望ましければ元の場所へ帰らせよう」と告げられた。その提案を受け入れた彼はコードウェルの力を借りて帰還を果たし、自身を嵌った競争相手を闇に葬らせることで会社と彼を誘拐したセルと共に手に収まった。
かといって、当人の目的は復讐でもなく、ただ「同じ目に遭ってるほかの実験体たちもほっておけない」というわけらしく、現在はセルと会社の経営しつつ彼らのサポートを行っている。一部、なぜ彼にコードウェルが肩入れするかは不思議に思われているようだが、もっとも実験体のプロフィールある程度把握してもおかしくないコードウェルは、彼から何かしらの"素質"を感じづいたのか、未だに謎めいたまま。