性格:無精で怠惰、能動的ではないものの他者の為には積極的になれる。優しいが根底に自己肯定感の低さがある。
能力:肉体強化と分解。素粒子と化し自らが影となることで重力や物理法則を無視した軌道を可能とする。
欲望:無色透明な個性のない己の色で、世界を満たしたい。他者に求められたい。自分を認めて欲しいと飢餓感を抱いている。
必殺技:反転した白い影で周囲を満たし、世界法則を塗り替え自分の思うがままに打撃を浴びせていく。

学校に潜入していたUGNチルドレン(黒髪ロング)と恋に落ち、彼女が追っていたジャームに二人揃って殺害された高校生。

彼女がジャームを追い詰めたところを、襲われていると勘違いして助けに入った葵だったが、ジャームに敵うはずもなく返り討ちにあってしまい、彼を助けに入ったチルドレンの一瞬の隙をついてジャームは彼女に致命傷を与える。

「この女(ヒト)を守りたい」薄れいく意識の中で強く願った葵は発症するものの覚醒へ至れず、そのままジャームへ堕ちるかと思われたが、命の灯が消えかけたチルドレンが自らの生を繋ぎとめるレネゲイドウィルスを彼へ喰らわせることで、補強する。

大切な人の命を奪ったジャームと己の愚行を呪った彼は、彼女のレネゲイドの残滓を結晶(怨念の呪石)として負傷した右目に宿した、ウロボロスのオーヴァードとして覚醒する。

その力は圧倒的で、救援へ駆けつけたエージェント達は「白い霧が晴れたかと思ったら、立っていたのは彼だけだった」と語り、自らの肉体を素粒子に分解して影となる能力を得た葵は"ホワイトアウト"と名付けられイリーガルとしてUGNと協力体制を結ぶようになった。

天竺葵のレネゲイドは自らも含めたオーヴァードやジャームへの憎しみに呼応するかのように、レネゲイドを無差別に喰らっていく(Dロイス:対抗種)

高い素質を持ちながらも、非常に危険な存在として認知されている為、UGNでは彼を作戦に起用することは稀である。
恋に落ちたチルドレンの後釜に目されているものの、彼女の話しを聞く度に葵は自分が奪ってしまった者の大切さを噛み締めて、心の中で泣いている。

白いゼラニウムの花言葉は「あなたの愛を信じられない」

ゼラニウムの和名はテンジクアオイ。