容姿・経歴・その他メモ

履歴

「小生に、なにかご用事でも……？」

「ああいえ、この通り小生は園芸を嗜んでいるだけでして……はい……」



何処かおどおどとした男子高校生。白い長い髪に鋭く光る黄色の瞳をしているのが特徴的である。

一人称が「小生」、二人称が「貴殿」「貴女（きじょ）」と、どこか古臭い雰囲気もないわけではない。

どこかマイナス思考であり、「きっとまずい何かに巻き込まれて悲惨な目に遭う気がする」とよく言っている。……というのも、実家である長井家の方から、「こいつは不幸の元凶だ」と言わんばかりの扱いを受けていたため、それが真実だと思い込んでいるためである。



趣味がてらで園芸をしている様子がたまに見受けられる。植物は好き。だって植物はイジメてこないから。



昔、酷いいじめを受けたためか、学校に行くことそのものがかなり難しくなり、今は通信制の高校に通っている。成績自体は……悪くはないのだが……。どうも文系科目は少々苦手な節があるようだ。……理数も得意か、と言われると少々微妙だが。


UGNになるよりも前、柊真冬という親友が一人いた。

彼だけは、たった独りぼっちだった貴音のことをしっかりと理解をし、色々とサポートをしてくれたのだ。


……だが、その人があるときに凄惨な殺され方をしてしまう。……それを貴音は見てしまった。



……その時に言われた「お前だけでも生きてくれ」という言葉が、その約束が、貴音にとっての枷ともなってしまっている。




一部追加設定

｢オーヴァードは人間か、化物か、ですか……？……小生には、決めかねますね……｣

｢ある同僚は、『そいつが人間でありたいと思ってるなら人間だ』とか言ってた気がしますが……｣

｢……まぁその同僚のこと、小生は少し苦手だったのですがね……｣

｢ユースティティア｣という二つ名を持つ同僚がいる。………どうもそいつに苦手意識があるようだ(現在は違う支部にいる)。


｢自分の能力について、ですか？……小生は、別段困ってなどおりませんが……｣

｢……ああ、でも……ノイマンかオルクスであれば、植物たちの声も聞けたのかなぁと思うとそこは少し寂しいなぁと｣

｢いっそ植物たちが話さえしてくれたら小生には友達が増えるのですがね……｣


彼が迫害されていたのは、能力に目覚めるよりも前の話だった。その為か、別段能力を疎ましく思っていないようだ。



また、暴走時には口調や性格が大きく変化する。

一人称は｢ボク｣、二人称は｢キミ｣、つかみどころのない、飄々とした性格になってしまう。


………解放感からくる、異常なまでの｢余裕｣｢慢心｣というべきだろうか。




追記


「……全員で生きて帰る。……これは小生からの、支部長命令です。分かりましたね？」

「決して無茶をしないこと。……何かあったらすぐに小生に言ってください」



庇護意識の高い人物でもあるようだ。……とはいえ、気を付けないと「生きる」ことを強制しかねないろくでもない状態になりかねない人物でもあるが。


再追記


「……そう、生きてる！隣で生きてるから……！そうだよね、真冬？」

「絶対生きて。死なないで。だから、この楔を……」


四鈴さんの「竹馬の友」の効果で四鈴さんのことを親友である真冬と思い込んでしまっている。……本当は自分の手のもとで死んだはずの、その親友の姿を見ているはずなのに。今は洗脳と狂気の中で判然としない意識の中で強い怨嗟とごくわずかな偽物の平穏の生活を過ごしている。

マフラーは四鈴さん（貴音は真冬に渡したと思い込んでいる）に渡しているため、今はない。



再々追記


「……現実を見るのは、疲れるものですね。……いっそ夢の中で眠れていれば、幸せだったのでしょうか？……ねぇ、四鈴さん」

「……もはや死者である貴殿と同一となれば、心も楽でしょう？思考もせずに済みますか？呼吸もせずに、悪夢も見ずに済みますか？……ねぇ、真冬」

「今の小生を見たら、ユースティティアのやつは、なんというのでしょうね？……半死半生の亡霊？……いや、８割死んでるとか言うんでしょうね」



普段着……という言い方もかなりおかしいが、真っ白な着物を左前に着ていることが増えた。そして洗脳も解けてしまっている。

マフラーを返してもらうほどの生きる気力はないようだ。仮に返してもらったなら、受け取るのだろうけども。

自身に死者が憑いているかのように、時々、いないはずの「真冬」の名前を、「まるでその場にいるように」呼ぶことも。貴音本人に言わせれば、「死者のように行動を行うように体現しているだけ」「自分は最早、死者の操り人形」とのこと。……それもそれで異常なのだが。




「それはそれとして、ヤギさん、ヒツジさん、よろしくお願いしますですよぉ。……で、ご飯食べてくれないのはどうしてですかぁ？」


『盲目の羊』を利用して、「青い目を持つ黒い仔山羊」と「黄色い目を持つ白い仔羊」を呼び出すことができるようになった。それぞれの名前は何も決めていないようであり、ふらふらと募集している最中のようだ。

元々がバフ担当ということもあり、デバフであるこの技能は使いにくいのか、制御しきれていないようだ（羊と山羊はたまに貴音の言うことを聞かずに遊んでる）


幻覚の山羊と羊は、「貴音が食事を摂る」ことを条件としてしか食事をしない。貴音は食事を積極的に摂ろうとはしない。……そして貴音は、どういうわけだか、幻覚の山羊と羊の行動条件を知らないようだ。




追記。


「あああ！？まーたあの組織は問題ばかり引き起こして！？」

「ひぃん……どうしてこんな目に、どうしてこんな目に！！」

「……羊さんも！！山羊さんも！！言うこと聞いて！！」

「久龍さん、今日は一緒にお茶でもしませんか？」



諸々あって、一時的に久龍家に預かってもらっている。その為か、その次期当主である葵さんとはよく話すし、たまに着せ替え人形みたいに着物着せられてたり。信頼できる彼女の側なら、きっと笑って生きていられるだろうから。


その上で諸々からアクシズに行くことに。……なんで？？　ヤクザの後ろ盾もあるようだ。本当にどうして。

相変わらず『盲目の羊』で出してる山羊と羊は言うことを聞かないし。助けて真冬ぅ。

死んでいるふりをする余裕もない。そんな暇あるなら行動しなきゃ。頭動かさなきゃ。

真冬としてそこにいる愚者の黄金の石も手に入った。それ以上に、胃の痛い日々との再会……否、邂逅となる。



誕生日→3月23日。

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