ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

三上 幸雄 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

B and D株式会社 or レールガンビーディー or レールガン三上 幸雄みかみ ゆきお

プレイヤー:えぶき

悪いが、手加減は得意じゃねえんだ

年齢
48
性別
星座
牡牛座
身長
187
体重
82
血液型
B型
ワークス
何でも屋
カヴァー
電気修理業者(B and D株式会社)
ブリード
ピュアブリード
シンドローム
ブラックドッグ
HP最大値
32
常備化ポイント
4
財産ポイント
-2
行動値
6
戦闘移動
11
全力移動
22

経験点

消費
+0
未使用
1
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 友人
貧乏
経験 医者
死と再生
邂逅 腐れ縁
ディアボロス・春日浩二
覚醒 侵蝕値
憤怒 17
衝動 侵蝕値
吸血 17
侵蝕率基本値34

能力値

肉体5 感覚2 精神2 社会1
シンドローム2×2 シンドローム1×2 シンドローム1×2 シンドローム0×2
ワークス1 ワークス ワークス ワークス
成長 成長 成長0 成長1
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵1 射撃4 RC3 交渉
回避2 知覚1 意志 調達1
情報:噂話2

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
杉下祐樹 好奇心 悔悟 友人
有田良悟 憧憬 嫌悪 医者
ディアボロス 春日浩二 懐旧 敵愾心 腐れ縁
三上葵 誠意 悔悟 母親

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(LV)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
ロックオンサイト 4 マイナーアクション 自身 2
<射撃>に[Lv*2]個のダイスボーナス
MAXボルテージ 2 メジャーアクション
リアクション
シンドローム 対決 単体 3
クリティカル値を-[Lv(最大3)]
雷の槍 5 メジャーアクション 〈RC〉 対決 単体 2
射撃扱い。攻撃力+[Lv*4]、但し判定に[4-Lv]個のダイスペナルティ。接近距離の対象は不可
コンセントレイト 1 メジャーアクション シンドローム
クリティカル値-Lv

コンボ

超電磁砲(レールガン)

組み合わせ
〈ロックオンサイト〉〈MAXボルテージ〉〈雷の槍〉
タイミング
メジャーアクション
技能
RC
難易度
対決
対象
単体
射程
視界
侵蝕値
7
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
2+8
7
3
20
100%以上
2+10
6
3
24

BDの持つ一般的な拳銃にシンドロームによって強化された弾丸がレールガンの如く放たれる。

武器常備化経験点種別技能命中攻撃力ガード
射程解説
拳銃 6 2 射撃 〈射撃〉 -1 3 視界

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
10 17 100 2 0 129 1/130
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

赤い髪でガタイの良い男。
個人事業主としてB and D株式会社を設立。
表向きは一般人に向けての電気修理業者である。電気修理業者としては繁盛しているわけではなく、たまに近くに住むおばちゃんが来てくれれば御の字である。
ただ、その裏の顔は何でも屋。事業主としてのコネや、情報収集に長けているため、一時的な協力としてUGNと協力している。


三上幸雄
昔は貧乏な暮らしで親は母だけの一人っ子であった。母一人で子を育てるのはさぞかし大変だっただろう。母は日に日に弱っていっていた。そんな母を見てられなかった幸雄は幼いながらも生きていくことの大変さを知る。
そして、犯罪まがいなことに手を染める理由も知った。
そんなある日、幸雄が年にして中学3年生のとき。
母が倒れた。元々身体が弱くそれでいて子を一人で育てる環境が母の身体を壊したのだ。
それからは母の寝たきり生活。そこで母の先生に当たってくれたのが有田良悟だった。医者は常日頃から言っていた。母は助かる、と。この調子が続いていきさえすればいずれまた家族として過ごしていける、と。
そんな姿に若いながらも幸雄は尊敬と憧憬の念を抱いていた。本当に助かると思っていたのだ。いくつもの犯罪を犯しながらも医者の請求してくる多大な治療額を払い続けたから。きっと、助かると。

だが、現実は当然思い通りにはいかなかったのだ。
母が死んだ。母が倒れてから3か月。戦い続けた母の人生は幕を閉じた。

幸雄は涙が出なかった。小さく出席者も少なかった葬式でも一言も発しず、ただ茫然と絶望していた。自分の無力さに。自分がどれだけ頑張っても母は救えなかった。母は常に自分のことを守ってくれていた。恩返しの一つもできやしなかったのだ。

その葬式にも医者は席を置いていた。幸雄に同情の念を向けるように肩を支えてやっていた。

だが、その葬式の終わりごろ。幸雄は絶望しながら葬式を後にしようとした時に医者・有田良悟の声が聞こえてきたのだ。
タバコをふかしながら同じ医者の仲間たちと会話をしていた。
母は元々助かるはずだったこと。幸雄のことを金づるとしか思っていなかったこと。金をできるだけ多くむしり取るために、治療を長引かせていたこと。治療を無駄に長引かせていた結果、誤って母を殺してしまったこと。

幸雄は怒りが隠せなかった。頭の血管がちぎれるような錯覚を覚えた。握った拳からは血が流れていた。

「…………」

気づけば、目の前にあったはずの葬式場は焼け野原のようになっていた。何が起こったのかは自分でも理解してはいない。ただ、自分の身体が焼けるように熱く、血だらけになっており、大勢の人間が倒れているにもかかわらず自分だけが立っている状況を見れば、自分が何かをやってしまった、ということは感覚的に理解するだろう。幸雄はその時にはもう走り出していた。

無我夢中で、自分のやったことを問い続けた。自分が人間であるのかさえも疑ってしまった。化け物なのではないか、と。

幸雄が走り逃げた先は自分の自宅だった。もう自分以外誰もいない家の中。罪悪感と悲壮感が心を埋め尽くしていく。あの葬式場とたくさんの人を殺したのは自分であること。これまで尊敬していた医者が、自分たちのことを食い物にしていたこと。頭の中がぐちゃぐちゃになった。一日中、自宅で頭を抱え込んでいた。気づけば、意識を失い眠っていた。

幸雄が次に起きた時、そこには唯一の友人だった杉下祐樹が目の前にいた。
どうやら祐樹は昨日、走って自宅に帰っていく幸雄が心配で様子を見に来たようだった。もちろん母親が無くなったという情報も入っているからこそ心配だったのだ。
幸雄は祐樹に全てのことを話してしまった。医者のこと。自分が化け物かもしれないということ。人を殺してしまったこと。

祐樹はじっと、幸雄の話を聞いていた。黙って、疑わず、幸雄のことを信じるように。
祐樹が次に口に出した言葉は、今幸雄が一番欲していた言葉であった。
「逃げよう。全部捨てて、ここから」

この街、いやスラムで過ごす二人はどちらも裕福ではなかった。貧しい暮らしを強制され自由など与えられない。人が襲われるなんて言うありふれたニュースは聞き飽きていた。そう言った出自なのだ。
祐樹は両親が屑であった。ろくに働きもしないくせに、自分たちが親であることを盾に子供には好き放題だ。ギャンブルに侵され、金に侵され、薬に侵され。祐樹は一人の妹と弟を両親によって奪われていた。

祐樹ももうすでに限界だったのだ。
二人は逃げた。遠くに遠くに。自分たちのことを知っているものが誰もいない。新しい場所へ。

逃げ延びた二人は自分たちだけで暮らせるようになるために働く場所を探した。年齢を詐称して、学歴を詐称して。だが、どこも取り合ってはくれなかった。当然である。誰が見ても大学生と言えるようななりではない。
そこで二人は自分たちのことを取り合ってくれるところがないのであれば、自分たちで事業を立ち上げればいい。

そうして、二人はBandD株式会社を設立した。世の中のことをろくに知りもしない子供二人で立ち上げた電気修理業者。資金が集まったのはまさに奇跡のようなものである。とにかくいろんな場所に出向き、頭を下げ、懇願してようやく集めた資金。きっと二人のことを神か何かが愛していたのだろう。

そして、二人のBandD株式会社は思っていたより何倍も盛況だった。約40年前は電子機器が普及したての頃で、動くか動かないかよくわからない製品が大量に製造されていた時期だ。そんな頃合いと電気修理業者という職種がマッチし、二人で暮らせて行けるほどの稼ぎが上がった。そんな中、幸雄は少しずつ自分の力について理解してきていた。自分は電気に関する力を持っている、と。
元は祐樹自体が電子機器について詳しく、こういった事業を始めたのだが、まったく電子機器に関する知識のない幸雄が電子機器の修理ができているのだ。それもとんでもないスピードで。

途中から二人のBandD株式会社は祐樹が事務を幸雄が修理を。という形へと変わっていった。
そうして月日は流れていく。

平和な日常。若い二人が働きだして約5年後。
BandD株式会社に警察がやってきた。それは三上幸雄の逮捕に関してだ。
三上幸雄、殺人罪、及び建造物損壊罪によって罪に問われた。


二人は遠くへ逃げた。遠くへ、うんと遠くへ。
だが、その「遠く」は二人にとっての遠く、というだけだった。
届いてしまったのだ。幸雄に警察の手が。あの日の罪が。あの日の光景が。

懲役25年。それが、幸雄に貸された罰だった。
幸雄がこのような罪を犯していたことはすぐに世間に知れ渡っていった。波に乗っていたBandD株式会社には非難の声が殺到した。
祐樹はすぐに閉業することを決意。当時の恋人までもがその日を境に消えて行ってしまった。

二人は離れ離れになり、またあの頃の絶望していた日常に逆戻りしてしまったのだ。

これは後から聞いた話だが、祐樹は数年後に自殺してしまったらしい。幸せだった日常を一度見てしまったから。もう絶望だらけの日常には耐えられなかったのだ。


25年後。もうすでに45の年を迎えた幸雄が所から出てきた。もう何に対してもやる気がない。生きる気力が沸いてこない。今更世界を生きたところで意味がない。

そんな幸雄に話しかけるものがいた。それこそがディアボロス・春日浩二だった。春日浩二は知っていた。あの事件のことを。幸雄が刑務所にいた時に、事件の全貌を知ってしまったのだ。もちろん幸雄が新たなオーヴァードであることも。
そこで春日浩二が幸雄にすすめた職こそが、何でも屋であった。

もうすでに廃業しており、全ての人の記憶から消えていたBandD株式会社を設立し、幸雄はもう一度その人生を歩みだした。

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