容姿・経歴・その他メモ

「茂くんてば、単純なんだから」

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。
おおらかな性格と、たおやかな容姿。まさに良妻賢母然とした女性。
大学に通っており、松山　茂とは幼馴染の同級生。が、男女間の彼らの関係は、慣れが大きくなり過ぎたのか色恋じみた雰囲気は全くと言っていいほど発生しない。「ちょっとダメな男」に「世話焼き女子」がかいがいしく引っ付いているような様子で、それは思春期を経ても変わっていない。彼女にやらせてしまうと洗濯物の下着や部屋のごみ箱、本棚という超プライバシーなところまで彼女が手を出してしまうので、その辺りは年頃の男らしく遠ざけられているようである。
周囲からは羨ましがられるような関係だが、実際のところ茂が彼女を信頼しているのか、それとも少し食傷気味なのかは彼のみぞ知る。

●邂逅：腐れ縁：春日恭二
いつも通りの代り映えのしない生活を送っていた高校生の頃。彼女とその家族は、春日恭二率いるファルスハーツ（FH）により捕らえられた。
目的は、今の彼女のようなオーヴァードを発見しFH傘下に加えることだったらしい。
彼女ら家族は他の人間たちと十把一絡げにして麻袋をかぶせられ、豚のようにトラックの荷台に押し込められた。

●経験：約束（約束した相手：妹）
声を頼りに妹を見つけ、互いに強く寄り添い合いながら囁くように約束を交わした。
「家族みんなで、一緒にうちへ帰ろう」と。トラックのエンジンが停止し、荒っぽく引き出されてどこかに連れていかれた。
麻袋がとられた瞬間、そこに待っていたのは絶望だった。

●覚醒：犠牲
家族や自分の目の前で、妹はいたぶられた。泣き叫ぶ少女に拷問器具で苦痛を与え、その血を浴び、テロリストは平気な顔をするどころか、その顔に悦楽を湛えた。
動かなくなった妹の体はゴミのように投げ捨てられた。卯ノ花はそれを見てただ慟哭していた。
次に卯ノ花にターゲットを定めた春日恭二は、縛られた彼女の拘束を緩め、彼女を立たせた。
つぎの瞬間、彼女は自力で拘束を抜け出し、春日恭二の懐に潜り込んで暴力に訴えた。そばにはおあつらえ向きに、「苦痛を与えるための武器」が並んでいた。

●D（ディスクリプト）ロイス：対抗種（カウンターレネゲイド）（上級35p）
「バカなッ……この俺に……！」
油断をつかれ、懐に強い一打を喰らった春日は驚愕の表情を浮かべながら後ろへ倒れこんだ。そのまま少女に馬乗りされた状態で絶え間ない暴力を浴びせられ、彼は痛みにもがき苦しんだ。
とはいえ、せいぜいが少女を相手に、大の男でしかもオーヴァードである春日が、不意を突かれたと言っても、それだけでここまでされるがままになるわけはない。
彼は血泡を噴きながら苦痛に喘いでいたという。春日には気の毒なことに、卯ノ花には、何か特殊な力があったのだろう。

●出自：親の理解
それから、UGNエージェントが乗り込んできたり、部隊が乗り込んできたり、色々とあって……卯ノ花と両親は、喪失を抱えながら日常へと戻った。
春日恭二は死んだ。知る由もないが、彼の経歴にまた一つバツが増えた。
卯ノ花は今もなお、オーヴァードとして両親や友人、日常を庇護しながら、春日恭二を追っている。
それにしても、最近の春日の失敗続きは……仇敵であることを抜きにするとなんとも“母性”をくすぐられる。

●衝動：加虐
母性や庇護欲が反転し、弱い者に対してどうにも抑えが利かなくなる。束縛、暴力、ヒステリック。自分を信頼し甘えまでしていた相手が、自分を見上げて恐怖に顔を歪めている。
ああ、なんてかわいいんだろう。

●グレネードランチャー（ルルブ２186p)
「春日恭二殺し隊」とか言ってたらおすすめされた。死んでも死なないから過剰な方が良いのだとか。
自分のセリフやなにがしさんの扱いはともあれ、一度だが攻撃を広範囲に及ぼせる。
●ワークス：傭兵
●情報：UGN
●情報：軍事
●一般アイテム：情報収集チーム（ルルブ２193p）
こう見えても彼女は戦える人間である。そして、UGNやストレンジャーズと、目的は共有しているところもある。対オーヴァード部隊ストレンジャーズや、UGNにもある程度関りがある。
情報収集チーム（あなたに付き従う部下やシンパなど。あなたの役に立とうと動いてくれる）
彼女の人当たりの良さは人を引き付ける。彼女の母性に惹かれた人間や、彼女を信頼している人間は多い。

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