容姿・経歴・その他メモ

概要

F市の高校に通う高校生。
虚弱体質で、夏場であっても長袖の制服を着ている。
皮膚への刺激を極力避けるために手袋も常に身に付けなければならないほど。
おかげで体育の授業は休みがちで、特にプールの授業は必ず休む。
名前の通り、静かで大人しい性格で、身体を動かせないぶん本を読むことが好き。
友達がいない訳ではなくクラスメイトとも会話はするが、一緒に遊ぶことは難しいため、一人でいることの方が多い。

……というのは高校に潜入する上での擬態(フリ)である。
UGNチルドレン・露原静は体の9割以上を機械化しているオーヴァード。
人工皮膚でコーティングはしているものの、関節部分や体の一部分はパーツが見えるため長袖の服で隠している。
病弱で大人しい、穏やかな性格を《完全演技》で演じているが、実際は毒舌気味のニヒリスト。
一方で、普通の人間が繰り広げる「日常」に対しては、手が届かないと理解しながら心のどこかで憧れを抱いている。
UGNチルドレンとしても、機械の身体を持つ身としても。
そのため、もし一般人が……特にクラスメイトに被害が及ぶようなことがあれば、彼はその感情をひた隠しにしながらも、必死に守ることだろう。

経歴

幼いころ、事故に遭い両親は死亡。静だけレネゲイドウィルスに感染してオーヴァードに覚醒、生き残る。
その後はUGNチルドレン養成施設に引き取られ、チルドレンとして育てられたが、訓練中の事故によって大怪我を負う。
訓練中ということもあり侵蝕率が高くなりリザレクトも機能しなかった。だが、彼の義理の親であり研究者である博士の手によって機械化手術を施され、一命を取り留める。
当時、博士の機械化兵の理論はまだ研究過程であったが、自身の身体の成長に合わせて機械化を進めていくことで、研究の精度もより向上すると考え、命を救ってくれた礼も合わせて自分の身体を研究材料として差し出した。
自分のことを考え、向き合いながら機械化を行う博士には深い誠意を抱いている。

戦闘スタイル

両腕に内蔵されたリニアキャノンを展開し、遠方の敵に対しても射撃を行う。
眼自体にロックオンサイトが搭載されており、ノイマンの能力も含めて敵の位置や入射角を演算。精密な射撃を得意とする。
また、レネゲイドウィルスの侵蝕が高まると、両腕を電極とした高威力のレールガンを発射できる。
ただし、身体に負荷がかかるため使用できる回数は限られる。

その他設定

・疑似血液の色は白。「青白」「血色が悪い」とよく言われる。
・重さが550kgあるが、もし人間に圧し掛かろうとした場合は磁場を発生させて反発力を生み、押し潰すことを避けている。
・防水加工はされているが、万が一の場合に備えて入浴ができない。そのため身体のメンテナンスはこまめに行っている。
・機械ではあるが、身体への違和感をなるべく無くすために、機能的には不要でも人体の造形に従って設計されている。
・好きな本はSF小説。フィクションではあるが親近感を覚える。
・ミステリアスな雰囲気があり、学校に隠れファンがいるとかいないとか。

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