容姿・経歴・その他メモ

「俺様はなぁ、あのアッシュ・レドリックの弟の妻の父親の従妹の孫の……」
　UGN中枢評議会評議員アッシュ・レドリックの、ハチャメチャに遠い親戚。彼の後押しによって若いながら支部長の座に収まっており、それを笠に着て威張っている。が、意外と普通に霧谷たち穏健派とも話す模様。
　オーヴァードであるが、能力がしょっぱい。なので業務は殆ど彼専属のエージェントや提供された資金を使って行う。調子に乗りやすい単純な性格だが、最近は一般常識のないチルドレンたちの行動に胃を痛める事も。
「……お、俺様は寛大だから……許してやるよ……」

「しょうがねえなあ！　俺様が出てやるよ！」
　戦闘能力が皆無。その癖戦闘についてきたがる。そして戦闘が始まると、すぐに逃げる。そして基本出て来ない。エンジェルハイロゥ？　ってくらい見事な逃げ隠れっぷり。
　作戦が失敗しても、彼だけはほぼ五体満足で帰って来ることもしばしば。『最後の砦』（ラストスタンド）の名は、頼るべき首長ではなく仲間の犠牲を隠れて眺めている彼への蔑称に近い。
『いません　さがさないでください』

「……死ねるから死ねって？　そうしなきゃ屑だって？」
　本心では、チルドレンやエージェントを資源のように扱い、過激な制作を進めるアッシュへの反抗心を抱いている。彼の後押しで支部長になったが、ゆくゆくはその権力から独立したいと考えていた。
　しかし、力のない彼に出来る事は余りにも少なかった。苦楽を分かつべき仲間は減り、臆病者の自分だけが生き残る。自分が動かなければ大切な何かを喪うが、動いても結局無意味なのだ。結局未だにアッシュの力に頼ってしか動けない自分に嫌気が差し、半分自棄を起こしている。ちなみにアッシュの方からは殆ど『どうでもいい存在』としか思われていない。
『おねがいだからさがさないでください』

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